「最近、クマが目立つ」「顔色がどんよりして疲れて見える」そんなふうに感じていませんか?
実はその原因、疲れ目かもしれません。
芸術の秋は読書や映画、美術館巡りが楽しい季節ですが、その一方で目を酷使しやすい時季でもあります。しかも、目の疲れは単なる不快感にとどまらず、 老け見えに直結してしまうのです。
今回は、疲れ目からくる老け見えを予防ケアする生活習慣を、看護師で経絡ヨガ指導者の薬膳ナースけいこがお伝えします。
なぜ疲れ目は「老け見え」につながるの?
血流が滞ってクマができやすくなる
クマの原因のひとつが血流の悪化です。目を酷使すると周囲の血流が悪くなり、皮膚が薄い目元にクマが出やすくなります。クマが目立つと疲れた印象や老けた印象を与えてしまします。
酸化ストレスで小じわやくすみが出る
長時間のスマホ・PC使用でブルーライトを浴びると、酸化ストレスが増え、小じわやくすみの原因になります。また、目は多くの酸素を消費するため、活性酸素による酸化ストレスを受けやすい器官です。その結果疲れ目と共に肌の老化を早めてしまいます。
つまり、疲れ目を放置することは、疲れ顔や老け見えを加速させる原因になるのです。
今日からできる疲れ目・老け見え予防ケア
では、どうすれば目の疲れを防ぎ、若々しい印象を保てるのでしょうか?ここでは、今日から簡単に取り入れられる習慣を紹介します。
20-20ルールで目を休める
PC作業を連続的に続けるのではなく、20分ごとに20秒、20フィート(約6m)先を見る。これだけで焦点調整の筋肉が休まり、疲れ目や目の周囲の血流も改善します。
20分ごとにタイマーをかけたり、20分の砂時計を活用するのも良いでしょう。
ホットタオルで血流を促す
電子レンジで熱すぎない、ほんのり温かい程度に温めたタオルを2〜3分目にのせます。じんわり温まり、目元の血行が改善するため、疲れ目だけではなくクマやくすみの予防にも役立ちます。
仕事場などでホットタオルを使うのが難しい場合は、温かい手で目元を覆う事で代用ケアになります。
質のよい睡眠を確保する
目や肌は寝ている間に修復されます。眠りの質を高めることは、最高の美容習慣といえます。寝る直前までスマホを見るのはできるだけ避けましょう。
スマホではなく読書など画面を見ない楽しみに切り替えるのも良いでしょう。
この秋、読書や映画を楽しむ時間を大切にしながらも、疲れ目を放置しないことが若々しさの秘訣です。目を労わる人は、年齢より若く見えます。
「美容のためにも、健康のためにも目を労わる」 そんな秋の新習慣を、今日から始めてみませんか?
■執筆/薬膳ナースけいこ
大人女子が疲れにくい体と心で生きていくために東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使った暮らしに溶け込む健康習慣を発信。看護師、薬膳師として25年以上の実践経験を持ち令和元年生まれの息子を子育て中のママでもある。
Instagramは「@keiko89zen」。
編集/サンキュ!編集部