味噌汁づくりの意外なNG行為って?味噌汁を美味しく作るためのコツ
2024/11/23
日本では白米と並んで食卓によく並ぶ味噌汁。頻繁に調理するので、できれば美味しい味噌汁を作れると嬉しいですよね。実は味噌汁を作る際にもっとも気をつけたいのが“温度の管理”。
温度によってなぜ美味しさが変わるのかなど、今回は味噌汁を美味しく作るためのコツや注意点について調べてみました。
なぜ味噌汁は沸騰させてはいけないの?
味噌汁を作る際のコツとして、「沸騰させてはいけない」と覚えている人も多いのではないでしょうか?沸騰する直前の「煮えばな」と呼ばれている状態で火を止めるのが、味噌汁を一番美味しく食べられるタイミングと言われています。
その理由は、沸騰させると味噌の美味しさが消えてしまうため。そもそも味噌は発酵と熟成をすることで作られる調味料で、発酵・熟成の際に発生するアルコール由来の成分が味噌のうま味になります。しかしこの成分には90度以上で揮発するという性質が。そのため、沸騰させるとせっかくの味噌の風味がなくなってしまうのです。
とはいえ沸騰させてはいけないのは、味噌を入れたあとの話。食中毒を防いだり、火を通して具材のうま味を出すために、しっかりと沸騰させて煮ておきたいという人もいるでしょう。
具材にしっかり火を通したい場合は、味噌を入れる前に沸騰させておくのがおすすめ。具材を煮たあとに一度火を止めて、沸騰が静まったタイミングで味噌を投入します。再び温めなおし、沸騰する直前に火を止めてください。このタイミングでお椀によそえば、味噌汁が一番美味しく味わえる75度くらいに合わせることができますよ。
夏の暑い時期には水分・塩分が同時にとれる熱中症予防料理としても役立ち、冬の寒い時期には体を内側から温めホッとさせてくれる味噌汁。せっかくなら、できるだけ美味しくいただきたいですよね。知らなかったという人は、ぜひ試してみてください。
■執筆/吹越マヨ
3人の子どもを育てつつ、ウェブメディアに生活系の記事を掲載するフリーライター。子育てや家事の経験をもとに、日々の生活が便利になるライフハックネタを得意としている。時短、コスパ、タイパといった言葉に目がない。
編集/サンキュ!編集部