車や自転車のメンテナンスをしていたら、服に油ジミがついてしまった! そんな経験がある人も多いのでは? 機械油の汚れはとても頑固で落としにくく、シミの中でも厄介な存在です。
今回はそんな油ジミの落とし方について、家事アドバイザーの藤原千秋さんに教えていただきました。
水洗いでは簡単に落ちない!油のシミ汚れ
機械油のシミは、もちろん「油性」。慌てて水洗いするのは、余計に落ちにくくなるのでくれぐれも注意しましょう。また、古く黒ずんだ機械油は、きれいな油に比べてとても落ちにくいので、服についたときは急いで染み抜きをするのが鉄則です!
まずは洗濯表示の確認から!
染み抜きをする前に、その衣類が水洗い可能なものかどうかチェックしましょう。水洗いできる素材であれば、基本的にはこの後に紹介する方法で染み抜きすることができます。
水洗いできない素材の場合は、早めにクリーニングに持ち込み、プロに染み抜きを依頼したほうが安心です。
自宅でトライ!機械油の染み抜き方法
水洗いできることが確認できたら、さっそく染み抜きに挑戦してみましょう。
<用意するもの>
■ ベンジン
■ 台所用洗剤
■ 布
■ 歯ブラシ
1.シミをたたく
ベンジンを含ませた布でシミをたたいてなじませ、油分を取り除きます。
2.台所用洗剤をつける
色が残ってしまう場合は、台所用洗剤をつけた歯ブラシでたたきます。
3.ぬるま湯ですすぐ
ぬるま湯でもみ洗いして、洗剤をすすぎましょう。
4.全体を洗う
シミがだいたい落とせたら、洗濯表示に従って衣類全体を洗いましょう。なるべく早めに洗ったほうが、繊維の奥の汚れまですっきりきれいに落とせますよ。
まとめ
黒ずんだ機械油の汚れも、正しい手順でスピーディにケアをすれば、きれいに落ちる可能性も十分にあります。万が一服についてしまったときは、諦めずに染み抜きにチャレンジしてみてください!
教えてくれたのは・・・藤原千秋さん
家事・掃除・住宅アドバイザー。大手住宅メーカー営業職を経て、2001年よりAll About「住まいを考える」ガイド。家事にまつわる記事のライター・アドバイザー・コラムニストとして、雑誌をはじめ数多くの媒体で活躍中。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』他。
取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)