バスタオルの交換頻度ってどれくらいが最適?
2024/07/01
日々の家事で気になるものの、正解がよくわからないことについて、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフに教えてもらいました。
今回のテーマは「バスタオル」についてです。
洗濯する頻度や利用可能な期間(寿命)、そして古いバスタオルの活用法などを紹介してもらいます。
バスタオルの賢い利用方法は「人ごとに使い分ける」
最初に、バスタオルの賢い利用方法からご案内します。スッキリとした生活を意識されているかたのなかには、家にあるバスタオルをすべて同じ色で統一している人も多いでしょう。あるいは、色はそろえてないけれども、誰がどれを使ってもよいことにしている、という家庭は多いはず。
でも、バスタオルを「家族共用」にするのは、できれば避けたいです。
家族全員が元気なときはよいかもしれませんが、誰かが風邪をひいたり、お腹をこわしたり、水虫になっていたり、じつは傷口があったり…といった状況で、バスタオルを家族共用にしていると、感染の危険性が高まります。
家族であっても下着を共有しないのと同じように、バスタオルも1人1枚、専用のものを用意する方が、衛生面で考えると自然なことではないでしょうか。
じつは菌が繁殖する条件だらけ!1回使ったら毎回洗濯を
お風呂上がり=きれいに全身を洗った後だから、水分を拭き取っただけのバスタオルは、そんなに汚れてはいないはず…と思いますよね。
でも、バスタオルは水分だけでなく、顔、髪の毛、お尻、足にも触れます。いくらお風呂上がりとはいえ、すべての場所が完全に清潔とは言い難いですし、皮脂などはどうしても付着するわけです。
濡れている+皮脂などが付着している+多少の汚れも残っている…となれば、雑菌が繁殖しやすい条件としては十分。次回使うまでに、どのくらい菌が増殖しているかわからないので、フェイスタオル同様に、バスタオルも毎回洗濯することをおすすめします。
なお、洗濯する前の注意点としては、使用後の濡れたバスタオルを洗濯カゴに入れたまま、半日以上おかないことです。嫌な臭いの原因となる菌は、濡れたまま5時間を過ぎると大繁殖します。重なったほかの衣類にも影響してしまいますので、注意しましょう。
バスタオルの寿命はどれくらい?
家庭によって利用状況が異なるので、バスタオルの寿命を定めるのは難しいです。ただ、半年ごと、1年ごとなど、定期的に交換するタイミングを決めておけば、迷わなくて済みますし、新しいタオルで気分も新たになるチャンスが多く訪れます。
とは言え、定期的に交換するよりも、納得するまで使いきりたい、というかたも多いでしょう。その場合の目安として、誰が見ても清潔感のあるタオルであるかどうか、客観的な目で確認するようにしましょう。洋服と同じように、人に見せても恥ずかしくない状態かどうかで判断するということです。
いかにもくたびれている状態なら「そろそろ替えどきじゃない?」という声が聞こえてきそうですよね。
また皮膚にトラブルを抱えているかたは、衛生的であるかどうかは健康面にも直結してきます。洗濯後も嫌な臭いが残っている場合は、かなり雑菌が繁殖していることになるので、処分しましょう。
古いバスタオルの再利用はどうする?
古いタオルを雑巾におろすかたは多いと思います。ただ、フェイスタオルなら雑巾にしやすいのですが、バスタオルは大きすぎて、そのままでは雑巾に向きません。
かといって切り刻めばボロボロと繊維が散らかってしまい、やはり雑巾には向かない場合が多いと思います。
そこでおすすめなのが、大きい紙袋の中で適当な大きさに切って、そのまま冷蔵庫の上など邪魔にならないところに置いておく、という使い方。お料理で揚げ物をした後、紙袋から古いバスタオルを取り出し、油を吸わせて捨てます。このように使えば、油の処理材を買わずに済みますね。
ただし、古いバスタオルにカビ(黒い点々)がついていたら、再使用はせずにすぐ捨てましょう。形がまだあるから使える、と考えるよりも、衛生的かどうかが見極めのポイントです。