新しいモダンなバスルームに大きな白いバスタブ

掃除のプロは「床上20cm」から始める!お風呂場掃除のコツを聞いた

2019/11/29

お風呂場の掃除、読者のみなさまはまずどこから手をつけていますか?たいていの人はバスタブから洗いはじめるのかもしれませんね。でも、プロは「床上20cm」の部分から始めるそうです。素人にはちょっとよくわかりませんね。

そこで今回は、ライターの増田剛己さんに、ハウスクリーニングのプロがやるお風呂場の掃除について取材をしてもらいました。

WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・...

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プロのお風呂掃除は、「床上20cm」からはじまる

筆者の知人であるハウスクリーニング会社の社長さんに、今回はお風呂掃除のプロ流のやり方について聞きました。

「日本人家庭のお風呂場は、浴槽はとてもきれいにされていますが、見逃しがちなのは壁面です。壁面は、腰より上は大して汚れませんが、床上の20cmくらいに見えない石鹸カス汚れが積もっているのです」とプロは教えてくれました。

なるほど、石鹸カス汚れって白っぽいお風呂場ではあまり目立たないそうなのですが、だんだん積もっていくにつれて、まだらになるそうです。だから、あまり汚れがたまらないうちにメンテナンスしましょう。取り除く方法はスクレーパーを使い、こそげ取るのが手っ取り早いそうです。

さっと水で流せば、前よりきれいになったのがわかるはずです。

壁面タイルも上より下のほうに石鹸カス汚れが!

壁面タイルも下のほうに石鹸カスがついています。見た目はわからりづらいのですが、スクレーパーで軽くこすると汚れが取れているのがわかります。

プロいわく「石鹸カス汚れの中には人の垢や脂が入っていて栄養があり、そこに菌が繁殖したりするので、なるべく清潔にしておきたいですね。とくに排水口の近くは菌があがってきやすいので、注意してください」なるほど、汚れを落とすということは雑菌から守ることでもあるのですね。

「焦げ落としスポンジ」も活躍!ただし使い方には要注意

鍋やフライパンの焦げを落とすスポンジに洗剤をつけてタイルを拭くと、簡単に汚れが落ちます。ただし、その際には注意が必要。

「焦げ落としスポンジはつるつるの焼き物タイル以外には使えません。焼きものタイルってじつはすごく硬いんです。たまにタイルに見えて樹脂製のものがあるので、硬さを確認してから使うようにしましょう」

素材によってはキズがついてしまうことがあるので、注意が必要です。そこで、プロはスクレーパーが役に立つといいます。

「スクレーパーはつるつるのバスパネルにも使えます。刃を立てず力を抜いて優しく使うのがコツです」

なるほど、力を抜き、やさしく使うのですね。

最後はお風呂用の洗剤を使ってシャワーで流す

最終的にはお風呂用の洗剤をかけて、スポンジで全体を拭いてください。これは、一般の人がやっている過程ですね。最後はシャワーで流します。全部流したら、乾いた雑巾で水滴を拭き取っていきます。

見えにくい石鹸カス汚れを落とすのがポイント

お風呂の汚れのたいていのものが石鹸カス汚れだそうです。ふつうは気がつかないレベルなのですが、早いうちならば取り除くのが簡単だそうで、こまめに掃除をするほうがいいようですね。

また、お風呂用洗剤だけではなく、キッチン用の焦げ落としスポンジを使うのも、なかなか素人は知らない方法ですね。ぜひこの記事を参考にして、早めに石鹸カス汚れを取ってくださいね。


◆監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。

 
 

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