汚れは5段階に分けられるって知ってる?早い段階で掃除するメリットとその方法
2024/10/07
クリンネストという掃除の資格を持っているサンキュ!STYLEライターのきいろです。じつは汚れは度合いによって5段階に分けられることを知っていますか?
1段階目の汚れなら乾拭きで落とすことができ、2段階目の汚れなら水拭きで落とすことができ、3段階目になると洗剤などの科学の力で落とすことが必要になります。
4段階目は汚れが材質にしみ込んでしまい、研磨で落とすしかなく、5段階目はもう汚れを取るのが困難でお手上げの状態です。
汚れは4段階目から厄介になる
4段階目の汚れの種類はこげつき、水垢、石鹸カス、尿石などです。5段階目の汚れは進行した重度の汚れで、黒カビ、水アカ、尿石、油汚れ、焦げつきなどです。
4段階目の汚れは研磨で落とすことになりますが、この研磨でよく使用されるメラミンスポンジはマイクロプラスチックがたくさん出てしまうことが研究で発表されています。
皆さん気軽に使ってしまいがちなのですが、じつはあまり環境によくないのです。私も昔は知らずに使用していたことを後悔しています。
また研磨によって傷がつくとそこに汚れがつきやすくなってしまいます。コーティングを落としてしまうこともあります。
4段階目以降は自分にも環境にも優しくない
汚れをすぐに落ちる状態のときに落とすことは自分にとっても、環境にとっても優しいことです。汚れを洗剤で落とすにしてもゴム手袋やマスクを使用しないといけないほどの強い洗浄力のある洗剤をたくさん使用することは環境にとっても負荷がかかります。
汚れを3段階目で食い止めることがご自身にとっても環境にとっても優しいのです。
汚れを3段階目で食い止めるポイントは?
汚れを軽く落とせる3段階目で食い止めると掃除が楽になります。それには小まめに掃除をすることです。そういってもいきなりはむずかしいと思います。
まずは掃除をしやすい環境をつくることです。ものがたくさん置いてあると掃除がしにくいので、ものを片づけやすい空間にして掃除に取りかかりやすくすることが大事です。
そして掃除に取りかかりやすくするには掃除道具をすぐに使用できるようにしておくこと。その場所で使う道具をすぐに使用できるようにしておくことです。
遠くから道具を持ってこようと思うと面倒になってしまい、「後でやろう」って思ってしまいます。「後で」が積み重なった結果が汚れの段階が進んでしまう理由でもあります。
汚れには「予防」と「ついで掃除」が大切
掃除をしやすい環境とすぐに掃除道具を出しやすい環境をつくったら、あとは「ついで掃除」と「汚れの予防」をすることです。
「ついで掃除」はその場所を使用するついでにサッと掃除をすることです。洗面所を使用するついでに鏡や水の飛び散りを拭いたり、トイレを使用するついでに便器を軽く掃除するなどです。
汚れの予防はわかりやすく言うと、汚れがつきにくいようにキッチンの換気扇にカバーをつけたり、お風呂であればカビが生えにくいように使用した後によく石鹸カスや皮脂汚れを取ったり、水気を切ることなどです。とくにお風呂は汚れの段階が進みやすい場所のため注意が必要です。
◆この記事を書いたのは・・・きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。
シンプル・サステナブル・整えるをテーマに暮らしの気づきや片づけのこと、サステナブルなアクションなどを投稿しています。