「片付け名人」が教える、汚い家にしない5つの心がけ
2022/06/18
ちょっとした心がけをするだけで、汚く散らかった家が改善されるかも?アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穗子さんに、汚い家にしないための「片付け」の心がけを教えてもらいました。
心がけその1:家の中に置くものは2種類だけ
家の中に置いておくものは大きくわけて以下の2種類、と筆者は考えています。
【1】役に立っているもの
【2】好きなもの(使ったり見たりしたときに気分が下がらないもの)
もし、どちらにも当てはまらないものが家の中にあるなら、持っている意味について考え直すときです。そして迷ったら「実際、役に立ってる?」「私、これ気に入ってる?」と自分に質問してみると、答えが出やすいです。
また、「今」を意識することも重要。かつて必要だと思ったものであっても、現在も役に立っているとは限りません。「今」役に立っているもの、「今」気に入っているものと暮らしていく心構えがあると、本当に自分に必要なものがわかってきます。
心がけその2:捨てるのに罪悪感はいらない
汚い家に住む人のなかには、ものを捨てることに罪悪感を抱くことがあるそうです。しかし、不要品を大量に置いておくほうが罪ではないでしょうか?
朝がきて、夜がくる。出かけて、帰る。食べて、排泄する。
世の中、すべて反対のものがセットになっています。ですから、買ったものが、いずれ処分されるのは自然なことで、いつかはだれかが処分しなくてはならないのです。ものを溜め込むのは、その役割を誰かに押しつけているとも考えられます。思いきってものを捨てるよう心がけるのは、家族に対しての責任ある行動にもつながります。
心がけその3:1つ1つのものに住所を決める
傘は玄関に、食器は棚に、というように、使うときに便利な定位置を決めることは、とても大事。
ここにあると思った場所にないと、まずものを探すムダが発生します。そして、見つからないストレスも抱えますし、最終的にあきらめて買いに行くと、お金のムダにもなる。さらに、どこかのタイミングでヒョッコリと見つかったときには、ものがダブることになり散らかる原因に……。このような負の連鎖を断ち切るためにも、ものの住所はつねに意識するようにしましょう。
心がけその4:使ったら、もどす
おもちゃで遊んだら、元の場所にもどして片付ける。保育園や幼稚園で習う生活の基本ですね。でも大人になっても、これがなかなかできなかったりします。
お掃除ロボットのように、出したものも自分で基地にもどってくれたら助かるのですが。そんな時代はまだきていません。だから「使ったら、もどす」という心がけは忘れないようにしましょう。始まりと、終わり。すべてこのくり返しですね。