「レモン」はマルチに活躍するお掃除アイテム!?
2020/01/23
身近にあるアイテムが意外な掃除グッズに!そんな掃除の豆知識を、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する山口さんに教えてもらいました。今回使うのは「レモン」。かなりマルチな活躍をしてくれるようです。
■教えてくれたのは・・・片付け名人の山口さん
アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」にて、予約半年待ちの「片付け名人」。定期家事代行、整理収納サービスの経験を活かし現在は新人スタッフの教育を行うトレーナーも担当。整理収納アドバイザー1級ほか、整理収納の資格を多数保有している。
「レモン」は自然派の洗剤!?
「レモン」が掃除はもちろん、じつはふだんの洗濯にも使えるってご存知でしたか?そのパワーは、もはや自然派洗剤の一種といっても過言ではありません。今回は、「レモン」を使った掃除、洗濯術の両方をご紹介します。
なぜ「レモン」なのか?
具体的なノウハウへ入る前に、まず「なぜレモンなのか?」という点を解説します。皆さんご存知のとおり、「レモン」には強烈な酸味がありますよね。その酸味こそ、汚れを落とす成分として注目されている「リモネン」「クエン酸」なのです。殺菌・消臭効果にも期待できるため掃除、洗濯にはピッタリ!また、科学的な成分が使われていないため人体に優しいのもおすすめポイントなのです。
「レモン」を使った電子レンジ掃除の方法
食材を入れる電子レンジ、できれば洗剤は使いたくないという人も多いのでは。そんなときは、「レモン」の成分を使って油汚れを落としていきましょう。やり方はとっても簡単です。
1.水100ccに絞った「レモン」を1個分を丸ごと入れる
2.電子レンジでレモン水が沸騰するまで温める
3.沸騰後、レモン水を電子レンジの中で5分ほど放置(庫内の汚れを柔らかくするため)
4.庫内が十分にさめたところで、雑巾やキッチンペーパーで内部を拭く
これだけで電子レンジの汚れがきれいに落ちます。余ったもの、腐りかけのもの、賞味期限が切れたものでも効果はありますのでぜひ、試してみてください!
「レモン」を使った洗濯方法
続いては、「レモン」を洗濯に活用するアイデアです。「レモンを洗濯に使う」と聞いても、具体的にどのような方法で洗うのか、ピンとこないかたがほとんどだと思います。「レモン」を洗濯機に入れていっしょに洗うのではなく、洗濯の前に行う工程で「レモン」を使用することが重要なのです。
それは「レモンで浸け置き」。では、実際にどのように使用するのかをご紹介いたします。
1.汚れを落としたい衣類が、すっぽりと入る大きさの洗面器やバケツを用意
2.用意した容器に水をたっぷりと注ぎ、その中に衣類を入れよく浸す
3.レモン汁を大さじ1~2杯入れ混ぜる(水と「レモン」は汚れや洗濯ものの量に合わせて調整)
4.そのまま、一晩浸け置きする
5.あとは通常どおりに洗濯機で洗うだけ
このように、ふだんの洗濯方法の前に「浸け置き」という工程を加えるだけなのです。これで衣類の黄ばみや臭い、汚れなどは劇的に軽減されるはずです。
「レモンで浸け置き」の注意点
「レモンで浸け置き」を行ううえでは、いくつか注意点があります。「レモン」の成分は主に「酸性」。衣類によっては、酸性に弱いデリケートな素材を使っていることもあるので、実施する前には必ず素材をたしかめるようにしてください。
また、家の中にはさまざまな性質の洗剤がありますが、それぞれ成分や性質は異なります。そのなかでもとくに注意すべき点は「酸性(レモン)とアルカリ性洗剤は絶対に混ぜてはいけない」ということです。人体に悪影響のあるガスが発生する恐れがあります。
ふだん何気なく食している「レモン」ですが、意外にも洗濯や掃除に役立つものだということがおわかりいただけましたか?ぜひ、「レモン」を使った掃除、洗濯をお試しください!