洗濯機で洗える?NGな行為は?電気毛布の手入れ方法・洗い方を解説
2018/12/14
寒い日に嬉しい電気毛布ですが、毎日使っていると、汚れやダニなどがつかないか心配です。どのようなお手入れをしたらいいのか、また使わない間はどうやって保管したら良いのかなど、暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに伺いました。
執筆/監修: 暮らしスタイリスト 河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...
電気毛布って洗えるの?やっちゃダメなことは?
電化製品は洗濯できないイメージがありますが、最近の電気毛布は洗えるものがほとんどです。洗えるかどうかは、電気毛布についている洗濯表示を確認してください。以下のマークがついている場合、洗濯することができます。
■新洗濯表示
↑液温40℃を限度として、洗濯機で洗濯できる
↑液温40℃を限度として、手洗いで洗濯できる
旧洗濯表示
↑液温40℃を限度として、洗濯機で洗濯するとよい
↑液温30℃を限度として、手洗いで洗濯するとよい
たらいのマークの中に手が入っているものは「手洗い」を示しています。また、表示の中に数字が書かれている場合、その数字以下の温度のお湯で洗えるということ。ただし、これらのマークに×印がついていたら、洗えないということになります。
↑洗えないことを示す表示
洗濯機の「手洗いコース」や「ソフトコース」などを使って洗うことも可能ですが、電気毛布を傷めないためには、手洗いがおすすめ。また、乾燥機やドライクリーニングは使えません。ドラム式洗濯機も使えない場合が多いです。必ずお使いの電気毛布の取扱説明書を確認の上で、洗濯をしてください。
なお、以下の電気毛布の取り扱いについても、当記事と異なる部分は、お手持ちの取扱説明書に従ってください。
洗濯機を使った電気毛布の洗い方
■手順1:コントローラー部分を外します。
■手順2:たたみます。手洗い・洗濯機洗いともに、汚れている部分があれば、外側に出るようにたたんでください。
【手洗いの場合】
たらいに入る程度の幅で「表→裏→表→裏」と屏風のように折りたたみます。縦長の毛布をさらに「表→裏→表→裏」と折りたたみ、たらいに入る大きさにします。
【洗濯機洗いの場合】
コネクター受けの部分が内側になるようにし、洗濯ネットに入る程度の幅で「表→裏→表→裏」と屏風のように折りたたみます。縦長になったら、縦長の毛布をさらに「表→裏→表→裏」と折りたたみ、洗濯ネットに入れます。
■手順3:洗います
【手洗いの場合】
お湯(温度は洗濯表示を確認)と洗濯用中性洗剤を入れたたらいにたたんだ電気毛布を沈め、手で何度か優しく浮かせたり沈めたりして、押し洗いをします。そのあと、水を何度かかえて、すすぎ、洗剤をしっかりと落とします。最後のすすぎで柔軟剤を入れます。
【洗濯機洗いの場合】
「手洗いコース(ソフトコース)」を選び、中性洗剤と柔軟剤を入れて洗濯機を回します。
■手順4:脱水します
【手洗いの場合】
お風呂場など床が濡れていい場所につるし、水気を切ります。搾るのはNG。
【洗濯機洗いの場合】
30秒から1分ほど短時間脱水します。
■手順5:風通しのよい日影に干し、自然乾燥します。乾燥機は使わないでください。
電気毛布を使わない時期の保管方法
春になって電気毛布を使わなくなったら、洗濯可のものであれば、一度きちんと洗濯します。そのあとでダニ退治を行ってから、保管するのがベター。
電気毛布を折りたたみ、ポリ袋に入れます。毛布部分を布団の間に挟んで、コントローラーの目盛りを最強にして(ダニ退治の目盛りがある場合は、そこに合わせてください)、2~3時間置きます。そのあと、ポリ袋から出して、両面に掃除機をかけたら、ダニ退治は完了です。アレルギーがある場合などは、保管前に限らず、定期的にダニ退治をしておくと安心です。
なお、長く保管する場合も、防虫剤などを使ってはいけません。ヒーターやコントローラーを傷める原因になります。汚れがつかないよう箱や袋などに入れ、上からの負荷がかからない、湿気の少ない場所で保管してください。
◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。