大掃除の道具とやることとは?

1日で終わらせる!大掃除にあると役立つ道具&やることリスト

2018/12/27

年の瀬もいよいよ押し迫ってきました。この時期になると、気になるのが大掃除。「少しでもキレイな家で新年を迎えたい!」という人のために、大掃除を楽にする便利な道具を、暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんにピックアップしてもらいました。

また、それらの道具を使い、水回りを中心に一日で終わらせるための「大掃除やることリスト」も合わせてご紹介します。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...

>>>暮らしスタイリスト 河野 真希の記事をもっと見る

大掃除にあると役立つ便利な道具5選

1:スクイージー

スクイージー

窓ガラスの掃除が一気にラクになるアイテムがスクイージー。これがあれば、窓ガラスをゴシゴシこする必要がありません。ガラス用洗剤を窓全体に吹きつけ、スクイージーを窓の上から下へ滑らせていくだけ。窓のサッシ部分に溜まった洗剤を拭き取るだけで、あとは乾拭きも不要です。

2:酸素系漂白剤

酸素系漂白剤

漂白・除菌効果が高く、洗濯にも掃除にも使える粉末の酸素系漂白剤。中でもオキシクリーンは、「オキシ漬け」という言葉が生まれるほど、汚れによく効くと人気です。

水回りの汚れに強く、酸素系漂白剤を水に溶き、そこにつけ置きしておくだけで、頑固な汚れも簡単に落とせる場合があります。ただし、ステンレス以外の金属製品(アルミや銅)には使えませんので、注意してください。

3:アルコール除菌スプレー

アルコール除菌スプレー

キッチンの掃除におすすめなのがアルコール除菌スプレー。アルコールは油に馴染みやすいので、軽い汚れであれば、シュッと吹きつけて拭き取るだけでOK。除菌もできるので、同時にカビ対策も完了します。おすすめは「パストリーゼ77」。

食器や食品にも使えるので、万が一掃除中に食べ物にかかってしまっても心配ありません。小さなお子さんやペットがいるおうちのお掃除にもぴったり。

4:メラミンスポンジ

メラミンスポンジ

メラミンスポンジには研磨作用があり、油汚れや水垢、茶渋などの頑固な汚れも洗剤なしで落とせます。汚れ落ちのよさはもちろん、洗剤残りなどを心配せずにすむのが便利です。水をたっぷりと含ませて使いましょう。なお、木やプラスチックなどの柔らかい素材や、コーディング加工やくもり止め加工がされているガラスや鏡などにも使えません。

5:マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロス

メラミンスポンジ同様、洗剤なしでも汚れがよく落ちると評判のマイクロファイバークロス。細かい繊維で汚れをかき出し、素材を傷つけにくいのが特長です。

水で濡らすとよく汚れが落ちますが、乾拭きでも使えて、普通の雑巾より汚れ落ちが高いです。水や洗剤が使えない場所の掃除にもおすすめ。吸水性・速乾性が高く、拭きあとが残りにくく、しっかり絞ればすぐに乾くのも使いやすいポイントです。

大掃除を1日で終わらせる!やることリスト

ここからは、「1日で終わらせる」ことを目標にした、大掃除のやることリストを解説。朝から掃除をスタートすることになりますが、ちゃんとやりきればスッキリした気分で新年が迎えられるでしょう。

【大掃除前日準備】浴槽でのつけ置き

浴槽での漬け置き

大掃除前日、家族全員がお風呂から上がったら、残り湯にカップ1杯程度の酸素系漂白剤を入れてよく混ぜ、洗面器や椅子、浴槽のフタなどの風呂小物をつけ置きしておきましょう。

【朝にやること】窓掃除

大掃除・朝にやること

窓の掃除は日差しが明るくなりすぎると、汚れがよく見えなくなるので、朝か夕方がおすすめ。最初に窓のサッシ部分の汚れを歯ブラシで掻き出し、掃除機で吸います。残った汚れを水で濡らした歯ブラシでこすりとり、雑巾で拭き上げましょう。

窓の目立つ汚れを水で濡らしてよく絞ったマイクロファイバークロスで落としておきます。そのあとでガラス用洗剤とスクイージーを使い、窓磨きをします。

【午前中にすること】風呂釜と浴槽、風呂小物の掃除

風呂釜、小物掃除

前日つけ置きしておいた小物を浴槽から取り出して、追い炊きします。お湯を抜いたら、風呂釜の掃除完了。浴槽と小物は水で流して、残った汚れをマイクロファイバークロスなどでこすり落としましょう。

【午後にやること】コンロとシンクの掃除

コンロとシンク掃除

昼食が終わったら、キッチン周りに取りかかりましょう。キッチンのシンクの排水口を塞いで、お湯を溜め、20~30g程度の酸素系漂白剤を溶かし、よく混ぜます。コンロの五徳や魚焼きグリルの網など外せるものを外して、その中に入れ、1時間程度置きます。

つけ置きしている間に、よく絞ったマイクロファイバークロスでコンロやシンクの周りを拭き上げます。水拭きだけで落ちなければ、アルコール除菌スプレーを吹きつけてから乾いたクロスで拭きます。水垢や焦げつきなどの頑固な汚れは、メラミンスポンジでこすりましょう。それでも落ちない汚れは、住居用洗剤を使うことをおすすめします。

汚れが緩んだ五徳やグリルは水洗いするだけでキレイになることが多いです。頑固な汚れが残っていたら、メラミンスポンジでこすり落として。最後にシンクの水を流し、乾いたマイクロファイバークロスで拭いたら、完了です。

【夕方にやること】冷蔵庫の掃除

冷蔵庫の掃除

まだ時間と体力に余裕があったら、最後に冷蔵庫の掃除をします。冷蔵庫の中のものを一度全部出して、賞味期限が切れているものなどを処分しましょう。ついでに、早めに食べたい食材を取り出して、夕ご飯の材料として食べきってしまうのがおすすめ。

冷蔵庫内はアルコール除菌スプレーを吹きつけて、乾いたマイクロファイバークロスで拭いていきます。パッキン部分も汚れが溜まりやすいので、アルコール除菌スプレーをつけて、歯ブラシなどで掻き出します。冷蔵庫の外側も同様にアルコール除菌スプレーとマイクロファイバークロスで拭きます。終わったら、冷蔵庫の中に食材を戻しましょう。

◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND