おむすびさえあればいい！気持ちを楽にしてくれた、おいしい「おむすび」の結び方
2020/03/26
家庭料理をこよなく愛する、サンキュ！STYLEライターのapricot projectです。毎日続けられるおいしいレシピを発信しています。
突然ですが、全国の日々のごはんづくりを頑張っている皆様おつかれさまです。毎日三食、お弁当に離乳食…つくっては洗い、つくっては洗い、つくっては洗い…の毎日ですよね。
休日なんて、つくっては洗い…終わらないうちに、次の食事の時間がきたり。
「家庭料理をこよなく愛するサンキュ！STYLEライターのapricot project」ですが、気持ちを楽にお料理と向き合えるようになる前は、「料理なんてもう嫌～！」なんてこと、しょっちゅうでした。
今日は、私の気持ちを楽にしてくれた「おいしいおむすびの結び方」について書きたいと思います。
お子さんといっしょにお昼ご飯を食べるかた、慣れない留守番をする子どもにお昼を用意していくかたは多いはず。おむすびって、意外と素敵なごちそうになると思いますよ。
おいしいおむすびのポイントは3つ！
おいしいおむすびのポイントは３つ！
1．炊き立てあつあつをむすぶこと
2．ふんわりふっくらつつむこと
3．清潔につくること
これさえ守れば、大丈夫。おどろくほど幸せなおいしさに仕上がりますよ。
もう少し詳しく書くと…
○包み方
ラップやさらしを使ってつつんでも、適度に濡らした手でむすんでも、どんな方法でも大丈夫。
○力加減
「ぎゅっ」とにぎらず、ふわっとつつむのがポイント。手の中で、お米とお米が自然とくっつきあうのを「待つ」イメージです。
炊き立てごはんは蒸気が出ていて、適度に水分があるので、ふわっと両手でつつみこんで、しばらく待ってあげれば、自然とお米同士がくっつきあって、きれいなおむすびになるのです。
○清潔さ
雑菌は雑味に繋がるので、清潔につくることを心がけます。きれいにつくれば、お米の味、塩の味、海苔の味…と、シンプルな味つけが引き立って、とってもおいしくなるんです。
○水加減
素手で結ぶ場合は、びちゃびちゃにならない程度のぬれ加減がおすすめ。水気が多すぎると清潔さに欠けてしまうし、ごはんもびちゃびちゃしてしまいますよね。手をぬらしたら、軽く布巾で水気をふき取るとよいでしょう。
○炊き立てだと熱すぎる！
ごはんが熱すぎてむすべないときは、ごはんを一度お皿にうつして少しだけ冷ましたり、手を氷水で冷やしながらつくるのがおすすめです。
おむすびさえあればいい、が気持ちを楽に。
初めての出産をしたばかりで、何もかもが不安だったころ、「炊き立てのお米のおいしさを知っている子は強くなる」「ごはん（お米）を食べられていれば大丈夫」なんて言葉を耳にしたことがありました。
きっと背景にはいろいろな意味があるのだと思いますが、それを聞いた私は「よし、毎日ごはんだけはおいしく炊こう。」と思い、気持ちがすっと楽になったんです。
毎日の献立を考えるの、大変ですよね。食費に、時間に、家族の好みに、栄養に…。すべてを叶えようと思ったら、目が回ってしまいそう。でも一度、「おむすびさえあれば大丈夫」と思えたら、すごく気持ちが楽になるかもしれません。
お米だけは心を込めておいしく炊いて、炊き立てあつあつを、大切に、おいしいおむすびにしておく。そうしたら、おむすびは絶対おいしくできているから、残りのおかずは、無理のない範囲で、気楽に、自由につくれるかも。
おむすびはとっても地味だけど、安心だし、飽きないし、炊き立ても、冷めてもおいしくて、心をこめやすいのがいいところだと思っています。
おむすびだけをお昼ご飯にしたら、「家族から文句がでそう…」と思うかもしれませんが、騙されたと思って試してみてください！意外や意外、無理をして疲れた顔をするよりも、「今日のおむすびは最高だよ～！」なんて笑顔で出したら、喜んでもらえるかもしれません。もし、文句が出たらごめんなさい。笑
それに不思議なもので、
「おむすびがある」という安心感が、
「浅漬けつくろうかな？」とか、
「お味噌汁つくろうかな？」とか、
「おむすびに合いそうなおかずをつくろうかな？」とか、
料理のわくわくを思い出させてくれたりするかもしれません。
いかがでしたか。じつは昔は3食パン派だった私ですが、今は本当に「おむすびさえあればいい！」と思っています。だって、それくらいおむすびっておいしいから…。
ちなみに写真のおむすびは、「おかあさんのおべんとう」というたるいしまこさんの絵本に出てくるおむすびを真似したもの。娘のリクエストでつくりました。中には、唐揚げも、鮭も、青菜も入ってます。（！）
こんなのもありだよね！なんて思わせてくれる、素敵な絵本です。
毎日のごはんづくりにつらくなったら、ぜひおいしいおむすび、つくってみてくださいね。
