サンキュ!STYLEライターで調理師のracssです。
暑くなる時期のお弁当には傷みにくい酢飯がぴったりです。海苔巻きやちらし寿司風のお弁当にしたいとき、ぱぱっと時短で酢飯をつくるには?
私が時短の酢飯づくりに便利さを実感したのが昔からある2つの商品でした。
ちょっとした使い方のアイデアとともにご紹介します。

「朝から酢飯」を楽にする秘密兵器
お弁当のために朝からきちんと酢飯をつくるのってちょっと大変に感じませんか?
すし酢を使ってつくる酢飯は、ごはんの炊き加減によってはベチャッとしてしまうのが困るところ。
水加減して炊いた熱々の炊きたてごはんを木のすしおけに出して、すし酢を混ぜたらテカリが出るまであおいでよく冷まし水分の調整をする…という本来の手順は、家庭のキッチンではなかなかできませんよね。
現役時代は和食店勤務で酢飯づくりに慣れていた筆者も、家でつくる酢飯には少し苦手意識がありました。せっかくの酢飯のお弁当もベチャッとしてしまうと歯にくっついて食べにくくなってしまいます。
そんなとき、いそがしくてもぱぱっと酢飯を作るのに便利なのが「ゆかり」と「すしのこ」。
どちらも超ロングセラーの商品ですが、時短お弁当に大活躍!しかも炊きたてのごはんではなく、温め直したご飯やパックごはんでもおいしくできてしまうのがポイント高いのです。
「ゆかり」は散らすだけでもいい手軽さが魅力
「ゆかり」は三島食品が1970年から販売している混ぜ込みごはんのもとです。専用の赤紫蘇を開発し、鮮やかな色とさわやかな香りをそのまま閉じ込めているこだわりの商品です。「ゆかりごはん」が給食に出た思い出のある人も多いのではないでしょうか。
お弁当にも海苔巻き用にも色がピンクになってもいいときは「ゆかり」ふりかけをごはんに混ぜる酢飯風が手軽です。ほどよい塩味と酸味のさわやかごはんに。
混ぜ込む時間も惜しいときは、「ゆかり」をごはんに散らすだけでもOKなのでかなり時短ができますね。
「すしのこ」はちゃんと酸っぱくしたいときに
「すしのこ」タマノイ酢が1963年に発売した粉末すし酢です。名前もパッケージデザインも変わらず、時短派のママたちに愛されてきた商品です。うま味調味料が入っておらず、塩と砂糖と酢だけのシンプルな配合。
酢飯づくりに粉末を使う発想がなかった筆者ですが、家庭で少量つくるのにはとっても便利だと気づきました。
すしのこは1合のご飯(約300g)に対して大さじ1を混ぜ込みます。分量どおりに入れるとしっかり酸っぱい酢飯になってくれます。
「すしのこ」は詰め替えて使う
「すしのこ」の袋にはジッパーがないので、わが家では空き容器に詰め替えて使っています。はちみつ容器の小さいものが量りやすくてとても便利!
「すしのこ」と「ゆかり」のあわせ使いが最強
さらに「すしのこ」と「ゆかり」を両方混ぜるのもさわやかさアップのごはんになり、わが家のお気に入りです。その場合は、「すしのこ」の分量をやや控えて「ゆかり」を加えます。
しっかりした酸味の「すしのこ」の味に甘みを足してマイルドな味わいにしたいときにぴったり。酸っぱい酢飯は苦手というお子さん用にもよさそうですね。
また、白い「すしのこ」はご飯にむらなく混ざったかが確認しにくいのですが、「ゆかり」もあわせて使うことで「ゆかり」の散らばり具合を目安にできる点が便利なんです。
わが家のお弁当の常連「たまご巻き」にも、すしのことゆかりをあわせたご飯を使うやり方がすっかり定着しました。
まとめ 「すしのこ」と「ゆかり」はお弁当作りの強い味方でした
ロングセラーの定番商品「ゆかり」と「すしのこ」。お弁当づくりを再開してからその便利さに助けられるようになりました。
暑い季節のお弁当にも活躍間違いなしです。みなさまもぜひお試しください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
◆この記事を書いたのは・・・racss(らっくす)
調理師・食育インストラクター2級・菜園家。
もっと楽しく&健康的に食べたくなる食のはなしを発信します。