一度ハマったらもうやめられない!何をつくってもおいしくなってしまう自家製香味油

2020/07/28

家庭料理をこよなく愛するサンキュ!STYLEライターapricot projectです。

みなさん、今ハマっているものはありますか?香りのある食材を油に入れて加熱し、香りを油に移してつくる香味油。私は今、少し前に流行った「海老油」と「食べる辣油」をつくることにハマっています…。

炒め物にはもちろん、ラーメン、炒飯、焼きそば、卵かけご飯、冷奴、おひたし、餃子…と用途は無限大。いつもの材料でつくるいつものメニューが、想像をはるかに超えておいしくなる魔法の調味料、香味油!

まだまだお気に入りのレシピには辿り着いていないのですが、今日は私がハマったきっかけや、今まで試したつくり方をご紹介。よかったらいっしょにハマってみてください!

海老油づくりは超簡単!

海老油って知っていますか?
恥ずかしながら私はつい1カ月ほど前まで知りませんでした。

海老油というのは、海老の頭や殻、時には海老を丸ごと贅沢に使って海老の香りを移した油のことです。

普通なら捨てがちな海老の殻や頭を、香りの少ない油を使って弱火でじっくりと揚げるだけでできる!!

その上カリカリに揚げた海老の頭は、塩を振ればおいしいおつまみになる!!

なんてすばらしいんでしょう…。

カルディではオリジナル商品として「万能香味えび油」を販売しているそうで、テレビや雑誌、SNSで話題になっているとのこと。とってもとっても気になっているのですが…。

とにかくこの海老の旨味と香りを楽しむ海老油。おいっっっっっっっしいんです。
もしかしたら私、海老よりも海老油のほうが好きかもしれないと思ってしまうくらい。

私が海老油に出会ったのは、自粛期間のこと。
販売先を失ったボタン海老を購入した際、あまりのおいしさに刺身で食べ終えた後に残った頭や殻を捨てる気になれず、フライパンに入れて、太白胡麻油をひたひたになる程度に注ぎ、弱火でじっくりカリッカリになるまで素揚げして、塩をパラりと振り、ぜーーーんぶ食べたことがあったんです。(おいしかったなぁ…)


そして、さぁ片づけよう、としたときにフライパンに残った揚げ油をみたら、綺麗なオレンジ色をしていて、よい香り。
これは捨てるわけにはいかない!と保存瓶に入れ、翌日あまりもので炒飯をつくったら…目が飛び出るくらいのおいしさで。

これは何かに使えるかも…とネットで検索したら、なんと海老油という商品があるではないですか。ものすごい大発見をしてしまったと興奮していたのですが、もうみんな知ってたという(笑)。


頭の旨味はすごかった。殻だけでつくるとあっさり。

というわけで、それから何度か海老油をつくろうと試みているのですが、なかなか有頭海老が売っていなくて。

海老フライをつくったときに、殻としっぽだけで挑戦してみました。

できあがった油は、色が薄くて香りもあっさり。甘みやコクも、頭といっしょにつくったときよりはあっさり。

それでも、この油でちゃんぽんをつくったら、とっても美味!
身は海老フライに使ってしまったので、豚肉だけのちゃんぽんでしたが、油に海老の香りが移っているから少し贅沢な味わい。

いつもは捨てちゃう殻を使っていると思うと、なんだか得した気分です。

桜海老はロースト風味!

次に試したのが、桜海老でつくる海老油。

頭がついてるからいいだろう!と桜海老でつくってみましたが、サイズが小さいので甘みやコクというよりは海老の香りと香ばしさを楽しむ仕上がりに。

これはこれでおいしかったのですが、カリカリに上がった桜海老がおいしかったので、ホウレン草のおひたしに油ごとかけてみたら…。

これが絶品。これなら1袋ほうれん草食べれるんじゃないか…と思いました。


桜海老をザクザク食べながら、「ん…?これ何かに似てる…?」と思った私。

「あー!これ食べる辣油に似てるーーー!!」と気づき、冷蔵庫にあったにんにく、生姜、長ねぎを刻んで残りの油に投入してみました(海老油づくりはここで一度放棄(笑))。

極弱火で焦がさないように気をつけながら、にんにく、生姜、長ねぎを加熱。すでにザクザクになっていた桜海老は木べらで粗めにつぶしました。

香りが立って程よく色づいたころに火を止め(余熱でも火が通るので注意)、味をみながらコチュジャンや粉末唐辛子、しょうゆを投入。ザクザク食感を加えたくて、夫のおつまみボックスからナッツも拝借し、別のフライパンで香ばしく炒めた後に砕いて投入。

まだまだ「これぞ私が求めていた味!」とまではいきませんが、大満足な我が家の食べる辣油ができました。

何度も味を見ては微調整し、味見をするたびに、「ヒーーーっ辛!」となっていた私。

お昼ご飯を食べるのも忘れてつくり続けていましたが、完成するころ気づけば息子のお迎え時間に。

辛さで口はビリビリ、カプサイシン効果か体はポカポカ汗だくの状態で保護者の列に並んだ私でした…。



長くなりましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。
具体的なレシピをご紹介できませんでしたが、じつは油と海老さえあればできちゃう海老油と、意外と簡単につくることができた食べる辣油。

なくても困らないけれど、あると毎日のごはんづくりがちょっと楽しくなる気がします。

よければお試しくださいませ~!

※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。

 
 

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