家事のプロおすすめの10選!「やらなくてもいい家事」とは?
2022/11/02
「あれもこれも、やらないと!」と、家事に追い詰められている人は多いと思います。必要なことだけを最低限やる――つまり「やらなくてもいい家事」を考えることも、立派な家事テクです。
今回は、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穂子さんに、プロが考える「やらなくてもいい家事」というテーマで解説してもらいました。
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料理における「やらなくてもいい」こととは?
家事の種類は数え上げたらキリがありません。でも、そのなかに「やらなくてもいい」家事があるならば、もちろん助かりますよね。
「やらなくてもいい」家事を見つけることとはつまり、家事の戦略を立てるということ。家事に終わりはありませんから、しっかり見通しを立てて、長期的にうまくやっていくことが重要なのです。
今回は、数ある家事のなかでもとくに時間を取られる、お料理における「やらなくてもいい」を考えてみました。以下、10個を一挙ご紹介します。
なお、何を「やらなくてもいい」かは、それぞれのお宅、個人の事情によって異なります。自分にとって「やらなくてもいい」ものはどれなのか?を意識しながら見てもらえると幸いです。
やらなくてもいい1:毎日メニューで悩まなくてもいい
例えば、以下のように曜日でパターン化して回すのはどうでしょうか?
[月]肉+サラダ系
[火]魚+煮物系
[水]丼もの系
[木]麺系
[金]カレー・シチュー系
[土]セルフ系(プレート・手巻きなど)
[日]鍋物系(ご飯を炊かなくていい、残り物を一掃)
もうひとつ意識しておきたいのは「立派なメニュー」を毎日つくる必要はない、ということです。家族によろこんでもらうためにも手間ひまをかけて……という考え方は否定しませんが、がんばりすぎるあまり自身が苦しくなっては元も子もありません。
やらなくてもいい2:全部手作りしなくてもいい
例えば、ポテトサラダとひじき煮は自分でつくらず、お惣菜コーナーで買う、など。自分でつくるよりも買ったほうが効率いいおかずは少なくありません。
やらなくてもいい3:包丁とまな板を使わなくてもいい
葉物野菜や薄切り肉など、キッチンバサミの方が効率的に切れるものもあります。包装を切るハサミとは別に、刃がカーブしている食材専用のハサミがおすすめです。
やらなくてもいい4:揚げ物をしなくてもいい
揚げ物は準備にも片づけにも手間がかかります。であれば自宅でつくらず、外食か中食だけとしてしまうもアリでしょう。
やらなくてもいい5:グリルで魚を焼かなくてもいい
グリルの掃除が苦痛なかたは、フライパンで焼くようにしたり、焼き魚を買ってきたりしましょう。
やらなくてもいい6:レシピ本を持たなくてもいい
食べたい素材を選んでから、その食材を使った料理をスマホでネット検索すればOK。また、ネットのレシピどおりにつくる必要もありません。たとえば「玉ねぎをあめ色になるまで炒めて」といった表現は多いですが、実際にはそこまでがんばらなくてもおいしいです。
やらなくてもいい7:別々に盛りつけなくていい
ワンプレートにまとめれば、後片づけが楽ですよね。また、白いご飯&味噌汁という献立にこだわる人もいると思いますが、その考えも必要ないです。炊き込みご飯にすれば、おかずは簡単でも大丈夫ですし、お味噌汁をやめて具だくさんのスープにすれば、おかずとスープをまとめることができます。
やらなくてもいい8:料理上手な人と自分を比較しなくていい
人と比較して落ち込まず、使えそうな技だけ参考にさせてもらいましょう。
やらなくてもいい9:食器や調理道具をたくさんそろえなくていい
使用頻度の高い食器や調理道具を、出し入れしやすい位置に配置し、準備や片づけの時短を計ります。また、見栄えをよくするために調味料を移し替える必要もありません。容器を洗ったり、ラベルを貼ったり、手間がかかります。
やらなくてもいい10:休日返上してまで作り置きしなくていい
休日に無理してしまうと疲れが抜けません。ただし、その都度調理するのが手間なものに関しては、作り置きをしておいたほうがいいケースもあります。たとえばさつまいもやかぼちゃなどは一斉に蒸しておけば、サラダに入れたり、お味噌汁の具材にしたり応用がききますし、そのままヘルシーなおやつにもなります。
ご自分にとっての「やらなくていい」は見つかりましたか?