洗濯機の掃除方法を徹底解説!塩素系・酸素系・重曹のなかで効果的なのはどれ?

2021/01/17

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洗濯機の掃除って必要なの?

「洗剤を入れて水で洗って流しているんだから、そもそも洗濯機ってそんなに汚れないのでは? 掃除の必要ってあるの?」と考える方も多いようです。

しかし実は、洗濯槽に以下のものが蓄積していきやすいため、洗濯機に雑菌が繁殖しやすく黒カビが生えやすいのです。

・衣類についていた汚れやホコリ
・水垢
・洗剤の残りカス

加えて、普段ふたを閉めていることも多い洗濯槽は湿度が高く、お湯をすすぎに使ったり乾燥機を使ったあとは温かい空気がこもりやすい場所です。

カビや雑菌は、ホコリと湿気、高めの温度が大好物。まさに洗濯機内部はカビや雑菌にとって理想の環境というわけです。

多くの洗濯機には脱水のために洗濯槽の内側に穴が開いていますが、この穴の奥にカビ菌が入り込んで繁殖するケースが多くあります。

最近では、穴の中に汚れや黒カビを発生させない、穴なしの洗濯槽も増えてきていますが、槽内の糸くずフィルター(ネット)や底面に溜まったゴミや水垢、洗剤の残りカスから黒カビが発生することがあります。

【場合別】洗濯槽の内部の汚れはこう落とす

●数年放置した汚れの場合
この場合、市販の洗濯槽クリーナーを使ってしまうと中途半端に汚れが落ちてしまい、カビが少しずつ流出し続ける原因になります。

「買ってから一度も洗濯槽クリーナーを使っていない」という場合は、一度洗濯機クリーニングを依頼することがおすすめです。

洗濯機クリーニングの相場は15,000円程度ですので、新しく購入するより安く済みますよ。

●洗濯機を買ったばかりの場合
洗濯機を買ったばかりのタイミングや、頻繁に掃除をされている方は、ご自分での掃除も有効です。 以下の掃除方法をご覧ください。

効果的な洗浄剤ってどれ?

洗濯機の掃除用の洗浄剤はさまざまなものが市販されていますが、初めて掃除する方はどれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

洗濯機掃除に使える洗浄剤には、以下のようなものがあります。

・塩素系クリーナー
・酸素系クリーナー
・重曹

市販の洗濯機クリーナーは、塩素系と酸素系に分けられます。

どちらも洗濯機を洗浄する効果が高いですが、簡単に済ませたい場合は塩素系、汚れ落ちを確認しながら丁寧に掃除したい場合は酸素系がおすすめです。

また、価格の安さと安全性では重曹に分があります。

それぞれどんな場合に選んだらよいのかを見ていきましょう。

掃除は簡単だが刺激が強い「塩素系クリーナー」

強い殺菌効果があり、カビを分解して除去してくれます。見えないカビ菌もしっかりと殺菌してくれるため、もっとも効果の高いクリーナーです。

ただし、「混ぜるな危険」の注意書きのとおり、酸性のものと混ざると有毒なガスが発生するので、取り扱いには気をつけなければなりません。

また効果が強い分、すすぎ残しがあると衣類の色落ちなどが起こる可能性がありますので注意しましょう。

掃除の手間はかかるが衣類ダメージが少ない「酸素系クリーナー」

過炭酸ナトリウムが主な原料で、強い発泡力があり、その泡でこびりついたカビを根こそぎ剥がし落としてくれます。

洗濯槽に付着したカビや茶色いカスが浮いてくるので、汚れ落ちをしっかり確認することができます。

殺菌効果は塩素系には劣りますが、使用しても衣類へのダメージは少なく、独特の臭いも少ない点が魅力的です。

ただし、剥がれて浮いたカビを途中で取り除くという作業が発生するため、手間や時間がかかります。

洗濯中にふたを開けられないタイプのドラム式や二層式では使用できない場合も。使用前に洗濯機の取り扱い説明書をしっかり確認する必要があります。

掃除の手間はかかるが一番ナチュラルな「重曹」

アルカリ性の重曹には、酸性の皮脂汚れやぬめり汚れを中和して落とす効果があり、消臭効果も期待できます。何より体に優しい成分でできているので、安心・安全な点がおすすめポイントです。

その分、塩素系や酸素系のクリーナーに比べると殺菌効果は弱いです。また、酸素系と同じで取れたカビが分解されずに浮いてきてしまうので、酸素系漂白剤が使用不可な洗濯機では使わない方がいいでしょう。

酸素系と同様に、カビを途中で取り除く作業も発生します。

汚れを溜めないように、こまめに洗濯機のお手入れをしている方にはおすすめです。

また、重曹は水に溶けにくい性質ですが、しっかり溶かさないと洗濯槽の目詰まりの原因になることもあるため、注意しましょう。

【YouTube】徹底検証!塩素系・酸素系クリーナーどっちが正解!?メリット・デメリットをご紹介!

塩素系クリーナーを使った洗濯槽の掃除方法

塩素系クリーナーは、ツンとした臭いがし、衣類や手肌への刺激が強いという特徴があります。しかし、掃除が簡単で、強い殺菌力があるというメリットがあります。
そのため、とにかく早く徹底的に殺菌したいという方におすすめです。

塩素系クリーナーを使う場合、汚れやカビは分解洗浄されるので途中でゴミを取る作業がないため、酸素系クリーナーや重曹を使用する場合に比べて手順は簡単です。

必要な道具

用意するものは一つだけです。

・塩素系洗濯槽クリーナー

作業手順

所要時間:約40分

1.クリーナーを洗濯槽に投入する

規定の量のクリーナーを洗濯槽に入れます。一本使い切りのものも多いようです。

2.水を溜める

洗濯槽の中に水を満水まで溜めます。
なお、ドラム式の場合はお湯を溜めてからふたを開けることができないため、洗濯機の電源を入れてすぐにクリーナーを投入し、洗濯ボタンを押す機種が多いようです。

※使用方法は洗濯機やクリーナーの説明をよく読んで確認してください。

3.洗濯機を回す

洗濯槽の洗浄コースがあるならそのコースにし、ないなら標準コースに設定して洗濯機を回します。洗いから脱水まで1コース回せば完了です。そのあとふたを開けて洗濯槽を乾燥させるのを忘れずに行ってください。
クリーナーを入れて洗濯機を回すだけなので、酸素系クリーナーや重曹を使った場合と比べるとはるかに楽ですね。これなら洗濯のついでに気軽に行えそうです。

酸素系クリーナー or 重曹を使った洗濯槽の掃除方法

酸素系クリーナーは、汚れ落ちを確認できますが、塩素系クリーナーと比較すると殺菌力は低いです。しかし、衣類や手肌には優しいというメリットがあります。
そのため、衣類や手肌にダメージを与えたくないという方におすすめです。

洗濯槽掃除に酸素系クリーナーか重曹を使う場合、どちらを使っても掃除の手順は同じですが、洗濯槽の掃除には半日かかるので、時間には注意が必要です。

朝の洗濯が終わった直後のお昼くらいに行えば、翌日の洗濯に支障がでないでしょう。
それでは、順に詳しく説明します。

必要な道具

・酸素系クリーナー(規定量) or 重曹(1カップ200g)
・ゴミすくいネット(なければハンガーとストッキング)
・バケツ

作業手順

所要時間:約6時間

1.ゴミ取りネットを外す

ゴミ取りネットをつけたままクリーナーを使ってしまうと、ゴミ取りネット内に残った汚れが洗浄の邪魔をしたり、ネットの中にゴミが溜まってパンパンになってしまったりするので、必ず外します。

2.お湯を溜める

40~50度のお湯がもっともクリーナーや重曹の成分が働く温度です。ただし、洗濯機によっては耐用温度が低い場合があるので、取り扱い説明書を確認のうえ温度を決めてください。
水でも十分に効果があります。お湯または水を洗濯機の満水の位置まで溜めてください。

3.クリーナーを投入する

酸素系クリーナーならパッケージに記載された規定の量を、重曹なら1カップ(粉末で200g)を洗濯槽に投入します。

4.洗濯機を回し、放置する

標準の洗いコースで洗濯機を回します。もし、「念入り」コースや「遠心力」コースなど、汚れがひどい場合に洗えるコースがあるなら、そちらの方が洗浄力が増します。
10分ほど回したら排水する前に洗濯機を止めて、そのまま4~6時間ほど放置してください。放置している間に洗浄要素が働いて、どんどん黒いカビが浮いてくるはずです。
なお、このとき、酸素系のクリーナーを使っていて、洗濯槽の汚れがひどいと、溢れるくらいの泡が立ってしまう場合があります。そのときはいったん洗濯機を停止して、泡やお湯を洗面器ですくうなどして、水位を減らして溢れないように気をつけてください。

5.もう一度洗濯機を回し、ゴミを取る
放置後はもう一度洗濯機を5分程度回します。攪拌されて沈んでいたゴミやカビの塊も浮いてきますので、網やゴミすくいネットですくってバケツに入れるなどして、ゴミを除去します。

ゴミすくいネットは100円ショップでも売っていますし、ストッキングをハンガーにかけて自作することもできます。

このように黒や茶色のカビがついたゴミがたくさん浮いてきます。

細かいゴミもあるのでなかなか面倒な作業ですが、きちんと取り除かないと洗濯機を詰まらせる原因となってしまいます。根気よくゴミを取っていってください。

6.すすぎ洗い→ゴミの除去の繰り返しで完了
そのあとは洗濯機を回す→ゴミを取り除くという作業を、ゴミが出なくなるまで繰り返します。目に見えるゴミがなくなったら、ゴミ受けネットをセットして洗いから脱水まで一気に行います。
すると取り切れなかったゴミがゴミ受けネットに溜まっているはずですので、それを捨てて掃除は完了です。このとき、すぐにふたを閉めてしまうと湿気がこもりカビが生えやすくなってしまうので、乾燥するまでふたは開けておくようにしてください。

洗剤投入口や糸くずフィルター(ネット)の掃除方法

洗濯機掃除のメインは洗濯槽ですが、その前に掃除すべき箇所がいくつかあります。まずは下記のような外せるパーツを外し、ぬるま湯とスポンジで汚れを落としましょう。

・洗剤投入口
・糸くずフィルター(ネット):縦型洗濯機
・乾燥フィルター:ドラム式洗濯機
・排水フィルター:ドラム式洗濯機
これらの部分が汚れていると、洗濯物に汚れが付着したり悪臭の原因になったりします。掃除方法はすべて同様です。

掃除方法1:パーツを取り外す

掃除方法2:40〜50度のお湯で汚れを柔らかくする(糸くずフィルターはゴミを取り出す)

掃除方法3:歯ブラシでこすり洗いをする

汚れが落ちづらい場合は、台所用中性洗剤と使い古しの歯ブラシを使ってこすれば十分きれいになります。

掃除方法4:パーツを取り外した本体側も歯ブラシでこすり洗いをする

次に、洗濯槽のクリーナーが届きにくいパッキンやふたの裏側、溝を雑巾で拭いていきます。見逃しやすいですが、洗剤やホコリが溜まりやすい場所なのでしっかりと汚れを除去しましょう。

洗濯機の下(洗濯パン)の掃除方法

洗濯機の下に「洗濯パン」という洗濯機を支える台がついている家も多いと思いますが、ここはホコリや髪の毛が溜まりやすい場所。
普段の掃除でも見落としがちです。

洗濯機の下は、ストッキングをハンガーに巻きつけてサッと拭くことで、簡単に掃除できます。

洗濯機をきれいに使うためのコツ

冒頭でも説明しましたが、気をつけて使っていないと洗濯機にはあっという間にカビが生えてしまいます。
洗濯機に黒い汚れがついてきたら洗浄する、というやり方では、その前にすでに見えないカビ菌が衣服に付いたり部屋中に広がったりしていますし、何より毎回掃除が大掛かりになってしまい大変です。
そこで、洗濯機を清潔に保つためのコツについていくつか紹介します。

洗濯機掃除の頻度は月一を目安に

洗濯槽の掃除の理想の頻度は月に1回です。洗濯機の機種や汚れ具合に合わせて洗浄剤の種類を選び、洗浄を行いましょう。
その際、フィルターやゴミ受けなど小物をきれいにするのも忘れずに。

月に1回の頻度を崩さなければ洗濯機をきれいな状態で使い続けられるはずですよ。

また、糸くずネットはゴミがたまりやすいので、洗濯機を2回使用したらお手入れするようにしましょう。

洗濯機のふたはできるだけ開けておく

洗濯後すぐにふたを閉めてしまうと、カビの大好物である湿気が中にこもってしまうため繁殖の原因になってしまいます。 中がしっかり乾燥するまではふたは開けっ放しにしておきましょう。

しかし、小さな子どもやペットがいるご家庭では、洗濯機の中に入る危険を伴います。そもそも洗濯機を置いている場所に入れないようにしたり、洗濯前にしっかり確認する、ふたを開ける時間を減らすなどしたりして、注意してください。

汚れた衣類は洗濯機ではなく、洗濯カゴへ

脱いだ服をすぐに洗濯機の中に入れてしまうと、服についていた汗や皮脂などで洗濯槽内の湿度が上がってしまいます。

汚れた衣類は洗濯機へすぐに入れるのではなく、洗濯カゴに入れるようにして、洗濯直前に洗濯機の中へ入れるようにしましょう。

洗剤・柔軟剤は適量を守る

洗剤のパッケージや洗濯機の表示にあるとおりの適量が、もっとも効果のある洗剤の量です。
洗剤や柔軟剤を多く入れてしまうと溶け残りやすくなり、それが洗濯槽に蓄積してしまうとカビや雑菌の原因となってしまいます。きれいに使うためには、洗剤や柔軟剤の適量を守って使うようにしてください。

乾燥機能を定期的に使う

ドラム式洗濯機や、乾燥機能のついている全自動洗濯機は、乾燥機能を使うことで洗濯槽全体から湿気を除去することができるので、カビ対策に繋がります。

普段乾燥機機能を使う必要がない環境であっても、定期的に使用するのがおすすめです。


もし、すでに何年も洗浄していなくて取れない汚れがある、洗浄したのに悪臭がする……などという場合は、洗濯槽の裏側など素人では手の出せない箇所までカビの根が浸透しているのかもしれません。

そんな場合は、自分で分解などは絶対にしないで、プロの洗濯機クリーニングの事業者に依頼しましょう。

■教えてくれたのは・・・

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