大人気俳優 成田凌さんスペシャルインタビュー!

2021/04/30

毎日忙しい『サンキュ!』読者を癒やすイケメン!NHK連続テレビ小説「おちょやん」の一平役で幅広い世代を魅了中の成田凌さんに、4月29日から公開の主演映画「くれなずめ」のことや子どものころのこと、家族のことも伺いました。

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<プロフィール>
成田凌(なりたりょう)さん
93年11月22日生まれ、27歳、埼玉県出身。14年フジテレビNEXTsmartオリジナルドラマ「FLASHBACK」に主演し、俳優デビュー。最近の出演作は「スマホを落としただけなのに」、「弥生、三月 君を愛した30年」、「糸」、など。3月19日には「まともじゃないのは君も一緒」、4月2日には「ホムンクルス」が公開される。NHK連続テレビ小説「おちょやん」に出演中。

男って本当に変わらないんですよね。いつまでもくだらないことをして笑ってるんです。

いまや、映画やテレビに欠かせない俳優の1人となった、成田凌さん。雑誌『MEN'S NON-NO』のモデルも務める。さまざまな役柄を演じ分ける確かな演技力で世代を問わずファンが多い成田さんが、松居大悟監督とタッグを組んで作り上げた映画「くれなずめ」が4月29日(祝・木)に公開となる。

優柔不断で煮えきらないところもあるが心やさしく、みんなに好かれている青年、吉尾を成田さんは「役作りはせずに演じました」と言う。

「撮影は長回し(カットせずに長い時間カメラを回し続ける映画の技法)で撮ることも多かったので、撮影していくなかで役を生きているような感覚になっていって、吉尾という人物ができ上がっていきました」。

物語は高校の同級生6人がアラサーになり、友人の結婚式で再会するところから始まる。過去に思いをはせるなかで、思い出すエピソードはしょうもないことばかり。この作品には男たちの飾らない素の姿が描かれていて、成田さんは「女性がこの映画を観てどう思うのか知りたい」と語る。

「男って変わらない生き物なんですよね。学生のとき教室の隅に集まってこそこそ、くだらない話をしている男子グループを女の子たちが『ほんと男ってバカだよね!』って言う瞬間ってあると思います。女性から見たら、何がそんなに楽しいのかわからないかもしれない。そういうの、大人になっても変わらないんですよ。最近うちに高校のときの友達が遊びに来ていたんですけど、「THE FIRST TAKE」を撮ろうよって話になって、マイクをガムテープで作って、真っ白いセットをそれっぽく作って、歌う友達に何を歌ってもらうかも伝えずにいきなり曲を流して歌わせて、ゲラゲラ笑って遊んでました。ほかの人が見たら、何が面白いのか何も伝わらない遊びですよね(笑)」。

そんな成田さんの高校時代もまた、しょうもなくも楽しい時間だったようだ。

「部活が休みになるテスト週間になると、教頭先生が帰らずに残っている生徒に『そろそろ帰れよ』って言うために教室に見回りに来るんです。それを待ち構えていて、先生がドアを開けた瞬間に黒板消しのウイーンっていう機械が作動するようにして驚かせるとか、そういうちっちゃいことをやって楽しんでいました。だれにも伝わらないノリのいたずらや遊びをして、腹がよじれるくらい笑って、俺たち何をやってるんだろうってなる(笑)。高校のときの思い出話って100回話しても100回同じくらい笑えるんですよね。昔の友人に会うと最近何やってるの?なんて近況報告はそこそこに、過去の自分に戻っちゃう。男はそういう感じですけど、女性はどうなんでしょう…?」。

やんちゃな学生時代を送った成田さん。もっと小さな子ども時代のことを聞くと「サッカーとテレビが大好きでした。サッカー部はキャプテンで、クラスのレクリエーションでは司会をやったし、友達とコントを作って発表したりする目立ちたがり屋の子どもでした。あのころから心のどこかで俳優の仕事がしたかったのかなって、大人になってから気づきました」。

お父さまはサッカーを教えてくれたこと以外は、うるさいことは何も言わなかったそう。

「僕も父親になったら、子どもに細かいことは何も言いたくないなって思いますね。母はすごく厳しい人でしたけど、明るい家庭でした。人がよく来る家で、正月とか行事のときは親戚一同や友達が来て、たくさんの人と過ごしていたので、人見知りをしない子に育ちました」。

ご自身が家庭を持つとしたら「犬を飼いたい」と小さな夢を語ってくれた。

「1人暮らしで家を空けることも多くて、1匹にさせるのはかわいそうだから、今は飼えないんですよね。家族ができたら飼いたいです」。

大人になった男性たちの愛すべき"しょうもなさ"をていねいに演じた成田さん。最後に、逆に大人になったと思う瞬間は?と聞くと「顔が老けてきました(笑)」と意外な回答が。

「10代のころはもっとつり目でした。それが今は垂れてます。これからどんどん垂れていくんだろうなと思ってます」。20代後半となり、さらに大人の男になっていく成田さんから目が離せない。

Movie

21年4月29日(祝・木)テアトル新宿ほか全国公開。

優柔不断だが心やさしい吉尾(成田凌)たち高校時代の帰宅部仲間6人は、アラサーになって久しぶりに友人の結婚式で再会。かつて文化祭で披露した赤いフンドシ一丁でのダンスを余興で披露し、スベって終わった彼らは学生時代に思いをはせる-。

参照:『サンキュ!』2021年5月号「サンキュ!BOY FRIEND」より。掲載している情報は2021年3月現在のものです。撮影/奥田耕平 取材・文/藤坂美樹 編集/サンキュ!編集部

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