中学生

「子どもが中学生になるとお金が貯まらないは本当!?」実際に支出が増える項目4つ

2025/09/10

「貯金は子どもが幼いうちにしておくのよ」そんな言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?そのために学資保険や定期預金などを利用する人も少なくありません。しかし、子どもが幼いころは、大きくなったとき、実際にどれくらいの費用がかかるのか想像しにくいのも事実です。

そこで本記事では、中学生2人と小学生1人の3人の子どもを持ち、FP2級を保有する丸山希が、子どもが中学校にあがると実際に増えた支出を4つ紹介します。

サンキュ!STYLEライター。FP2級を持つ3児の母。年間100万円貯めた経験がある食費節約のスペシャリスト...

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受験に備え、勉強にかかるお金が増える

勉強する中学生
出典:写真AC

高校受験のための勉強は、中1の時点でスタートします。中3から塾に通って受験勉強を始める家庭もありますが、我が家では中1から塾に通っています。週に2回の通塾で、1人当たり月に2万円くらい。塾によって金額差はありますが、我が家が住んでいる地域では、1万円台から4万円台が多い傾向です。

なお、中3の長女がいるので、今年はさらに夏期講習や模試など追加の費用が発生しています。夏期講習がある夏の塾代は中3が10万円程度。中2で約4万円でした。中3はさらに模試も受けているので、約3千円のテスト代もかかってきます。

冬は受験前の追い込みの時期なので、冬休みは短いですが同じくらいの支出を想定しています。年に数回、勉強のための出費として10万円を超えることを想定しておくと安心です。

お小遣いが小学生より増額

貯金箱

中学生になると、学区外に自由に行き来できるようになり、行動範囲が広がりました。それに伴い、お小遣いも増額することにしました。基本は1人2千円。追加でお小遣いが必要なときは、お手伝いに応じて渡すことにしています。
長女は友だちと遊びに行くことが多く、月に5千円から1万円くらい渡しています。一方、息子はまったくお金を使わないため、お小遣いに一切手をつけない月も珍しくありません。
中学生になったら、2人で月に1万円程度お小遣いがかかるようになりました。

交通費が大人料金に…!

交通系ICカード
出典:写真AC

地味に増えたのが、交通費。小学生までは子ども料金で半額で利用できていたのが、中学生になると大人料金になります。長女の部活動は試合が多いうえ、ほとんどの移動が公共交通機関だったため、交通費だけで月に5千円以上かかっていました。

引退した今は交通費の支出が減りましたが、高校に進学したら公共交通機関での通学になるため、学費だけでなく交通費も予算として考えておく必要があります。

中学生は想像よりも食べる!食費

買い物をする女性
出典:写真AC

中学2年生の息子は、中学生になって一気に身長が伸び、ごはんを食べる量も増えました。一回の食事で白米を3杯食べるようになり、おかずも野菜や魚よりもお肉!とにかくボリュームを求めるようになったのです。また、我が家は長女も運動部に入っていたので、食事量は増えました。普段の食事は安いスーパーなどを利用しながら節約に努められたのですが、問題は帰宅後すぐの軽食です。

学校と部活を終えて帰宅したら、ごはんより前に手軽に食べられる食事が必要になりました。バナナやシリアル、パンや納豆など、軽く食べられるもののストックが欠かせません。
2人の軽食だけで、月に約1万円の支出が増えました。

「子どもが小さいうちに貯める」は正解!

子どもが中学生になった今、貯金を増やすより減らさない努力というフェーズに突入しました。また、受験の年は貯金が減ると思っている方が、心が安定すると実感しています。そのためには、幼少期にいくら貯められるのかが重要です。貯金ができておらず、子どもの進学の選択肢を狭くすることがなかったのは良かったと心から思っています。ぜひみなさんも、お子さんが小さいうちにできるだけ貯金しておいてくださいね。

■執筆/丸山希
FP2級を持つ3児の母。年間100万円貯めた経験がある食費節約のスペシャリスト家計のメリハリをつけるのが得意。Instagramは@otoku_maruyama_san

編集/サンキュ!編集部

 
 

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