貯金ゼロは不安だけど、血のにじむような努力をする気力もない……。貯められない人にとって、最初の一歩はハードルが高いですよね。しかし、貯金のスタートは決して難しいものではありません。本記事では、年に100万円貯金した経験があり、FP2級を保有する丸山希が、無理しなくても今すぐ取り組める貯金のコツを紹介します。これまでの習慣を“やめる”だけで叶うので、ぜひ試してくださいね。
やめたこと1.レシートをその場で捨てる
貯蓄ができていない頃は、買い物の際にレシートをその場で捨てていました。その結果、スーパーやコンビニなどを利用しても、どこでどれくらい使ったのかわからず支出の管理が難しかったです。そこで、レシートをその場で捨てることをやめ、必ずもらって自宅で捨てるようにしました。
すると、不必要なちょこっと買いが多かったことが判明!財布にレシートが溜まる前にチェックするようになるので、月末にまとめて振り返る必要もなく、都度把握と改善ができるようになったのです。
また毎回レシートをもらうので、財布の中がパンパンになるのを防ぐために外出先での買い控えにも繋がりました。
やめたこと2.クレジットカードで決済
クレジットカードのポイントがつくので一見お得なように見えるクレジットカード決済ですが、引き落としまでにタイムラグがあることから管理が難しくムダな支出に繋がっていました。
そこでクレジットカード決済をやめ、現金払いに。現金だと目に見えて減るので支出の抑止力に繋がりました。現金で払ってやりくりができるようになってから、今は再びクレジットカードと合わせて支払うようになりました。
今でもクレジットカードで支払った額を封筒管理するなど、引き落としのタイムラグによるギャップを防ぐ工夫をしています。
やめたこと3.夜のネットショッピング
子どもが小さい頃、自分のための時間は子どもが寝静まった夜だけでした。そのストレスを発散するかのように夜ネットサーフィンすることも多く、オンラインショッピングも夜の時間帯が多かったです。当時は子ども服をネットで買うことが多かったのですが、夜のネットショッピングは刺激が強く、本当に必要のないものまで買ってしまうこともしばしば……。
そこで、ネットショッピングは夜ではなく明るいうちに限定。さらに布団の中ではなくリビングでのみするようにしたら、冷静に判断できるようになりました。
新しく節約行動を始めるより今の習慣を見直してみて
貯金を始めるとき、新たな習慣を作るよりこれまでの習慣を改める方が手軽に始められます。今回紹介した3つの行動は、どれも日々の暮らしの中で取り入れられるので、無理せず始めやすく、頑張らなくても続けやすいのが魅力。ぜひ参考に、100万円貯金に挑戦してみてくださいね。
■執筆/丸山希
FP2級を持つ3児の母。年間100万円貯めた経験がある食費節約のスペシャリスト家計のメリハリをつけるのが得意。Instagramは@otoku_maruyama_san
編集/サンキュ!編集部