クレジットカードはとても便利な支払い方法ですが、使い方を間違えると「お金が貯まらない人」になってしまう危険もあります。現金払いと違って支払いの実感が薄れやすいぶん、上手にコントロールすることが大切です。
今回は、貯まらない人がやりがちなNG利用法とそれを避けるためのポイントを4つ、1,000万円の貯蓄を達成したちぇそがご紹介します。

1.支払い内容を把握しない
クレジットカードの一番の落とし穴は「使っている実感が薄れること」です。
気づけば請求額が思った以上に膨らんでいた…という経験はありませんか?
支払い内容をきちんと把握していないと、「どこにいくら使ったのか」が分からず、家計管理が崩れてしまいます。
対策としては、アプリやWeb明細を定期的にチェックすること。
1週間に1度でも確認する習慣をつけると「無駄遣いしていないか」に気づきやすくなります。
2.無駄な出費をそのままにする
サブスクや会員サービスなど、最初は必要だと思って契約したものが、気づけばほとんど使っていない…
ということはありませんか?
クレジットカード払いは自動で引き落とされるため、使わなくても請求され続けるのが怖いところです。
こうした「気づきにくい出費」を放置することが、お金が貯まらない大きな原因のひとつ。
定期的にカードの利用明細を見直し、本当に必要な支出かどうかを確認しましょう。
「使っていないサービスは即解約」が鉄則です。
3.固定費はクレカで支払わない
逆に、クレジットカードのメリットを活かすなら「固定費」に限定するのがおすすめです。
電気代・通信費・保険料など、毎月必ず発生する出費をカード払いにすることで、ポイントも効率的に貯まりますし、支出が見える化されます。
一方で、日常の細かい出費や衝動買いまでカードで支払うと、管理が難しくなりがち。
カード払いを固定費に絞ることで、「カード=生活に必要なお金」という意識が生まれ、浪費防止にもつながります。
4.使った分は現金を確保していない
クレジットカードは「後払い」であることを忘れてはいけません。
利用したその時点で、口座に必要なお金を移しておく習慣を持つと安心です。
例えば「カードで1万円使ったら、同じ金額を家計口座に移す」など、現金で管理している感覚を持つことが大切。支払いの実感を強めることで「来月の請求が払えない…」という事態を防ぐことができます。
■執筆/ちぇそ
シングルマザーとして息子2人を育てながらFP資格取得・1000万円貯金達成。
節約を中心とした家計管理が得意。
編集/サンキュ!編集部