「食費って気をつけているのに、ついオーバーしてしまう…」そんな経験はありませんか?
じつは、食費の節約で「我慢」はNG!大切なのは、ムリなく続けられるよう、ムダを減らす工夫を「習慣化」することです。
今回は、月4万円でやりくりする節約主婦ライター・はらすが、実際に取り入れている食費管理のコツを5つご紹介します。

【習慣1】1週間分の献立をざっくり決めてから買い物に行く
なんとなく買い物をすると、使いきれない食材が残りがち。そこで筆者は「魚と丼ものは週1回ずつ、あとは肉料理」と、メインのおかずだけざっくり決めてから買い物に行きます。
副菜は買い物後に決めればOK!冷蔵庫の残り物や旬の野菜を活用すればムダも防げます。
献立をざっくり決めるだけで、特売品に惑わされず必要なものだけを安心して買えるようになりますよ。
【習慣2】週ごとの食費残高をチェックする
食費管理の第一歩は「予算を決めること」。さらに、週単位で見直すと予算オーバーを防ぎやすくなります。
1カ月分を4週に分けて「使える金額」を意識しましょう。
筆者は月の予算を4万円にしているので、1週間で使える金額は1万円です。もちろん予算オーバーすることもあります。
でも、週ごとにチェックをすることで「今週はオーバーしたから来週はストック品から使っていこう」など、無理のない調整ができます。
こうした週単位の食費管理により、予算オーバーを防ぎやすくなります。
【習慣3】レシートを1週間分まとめて振り返る
週単位の残高チェックとあわせて、レシートを確認すると「偏り」や「ムダ」に気づくことができます。
・先週はお菓子やアイス代が多かった
・冷凍食品に頼りすぎていた
・野菜が少なかった
・特売に釣られて買いすぎた
…など、改善点が見えてきます。それを次週の買い物に活かせば自然と節約につながります。
また、「よく買う食材」も把握できるので、我が家の「買い物傾向」や「適量の管理」にも役立ちますよ。
筆者はレシートをクリップでまとめて家計簿に挟み、振り返りが終わったら捨てています。ため込まずにサイクルを回すのがコツです。
【習慣4】月単位で食費を家計簿にまとめる
週ごとのチェックに加えて、月単位で食費を集計することも大切です。
筆者は、手書きの家計簿で管理。月末に集計して「今月は3,000円浮いた!」と確認することで達成感が得られ、来月もまた頑張ろうという気持ちになれます。
また、余ったお金は「旅行資金」として筆者は貯金に回しています。
貯金の使い道はなんでもOK!ただ貯めるだけでなく「楽しみ」に回すことで、食費管理のモチベーションも上がりますよ。
さらに大事なのは、パートナーと情報を「共有」することです。お互いの意見や不満を解消し、同じ方向を向くことが、食費管理をムリなく長く続ける秘訣です。
【習慣5】買い物に行かず代用食材で工夫する
「買い物に行くと余計なものまで買ってしまう…」そんな経験ありませんか?
筆者は、マーボー豆腐を作るときに長ネギがなく、玉ねぎで代用したら意外とおいしくできたことがあります。
それ以来、「ない食材はあるもので代用」する習慣が身につき、買い物の回数そのものが減りました。
節約にもなり食品ロスも減らせるので一石二鳥な方法ですよ。
小さな工夫が大きな節約に!
「計画」「チェック」「振り返り」を習慣化することで、我慢せずに自然と食費の節約ができます。
小さな工夫を積み重ねれば、食費管理はもっとラクになり、家計と心のゆとりが生まれますよ。
ぜひ、今日からできそうな習慣から試してみてくださいね!
■執筆/はらす
4人家族で食費4万円!「自炊で家計を整える」をモットーに、ズボラでもできる節約レシピを発信中!ボリュームもコスパも妥協しない楽ちんレシピが人気。インスタグラムは@harasu_kakei
編集/サンキュ!編集部