家計の中でも大きな割合を占める「食費」。「まとめ買いすれば節約になる!」とやってみたものの、気づいたら食材を余らせてしまった…そんな経験はありませんか?
実は、まとめ買いを成功させるカギは「量」ではなく「計画」にあります。
今回は、食費を月4万円でやりくりする節約主婦ライター・はらすが実践している、まとめ買いのコツを5つご紹介します。

1. 献立を1週間分ざっくり決めてから買う
「なんとなく」で買い物をすると、使い切れない食材が残りがち。そこでおすすめなのが「ざっくり献立を考えてから買い出しに行く」方法です。
「月・火は肉、木は魚、金は丼」など、大まかにテーマを決めてから買い物すると、必要なものだけを買えてムダが減ります。
流れとしては、
・ざっくり献立をイメージする
・買い出しで安い食材を選ぶ
・その食材を使って最終的に献立を決める
このルーティンを習慣にすると、自然と「我が家の適量」もわかってきます。
最初から完璧にできる人はいません。失敗を重ねながら最適な買い方を見つけていくのが食費節約の近道です。
2. 日持ちする食材を中心に買う
まとめ買いの鉄則は「長持ちするもの」を選ぶこと。
・野菜なら「玉ねぎ・にんじん・キャベツ」
・たんぱく質なら「鶏むね肉・豚こま・鮭」
など、小分け冷凍できるものがおすすめです。
冷蔵庫で傷ませてしまうリスクを減らせるので、食品ロスが防げて、結果的に節約につながります。
3. 下処理をして保存する
買ったらすぐに下処理をしておくと、計画的に消費できます。
・肉 → 小分けして下味冷凍
・野菜 → 使いやすいサイズに切って冷凍や保存容器へ
「すぐに使える状態」にしておけば、調理の手間が減り時短にもつながります。
さらに、疲れた日にありがちな「作るのが面倒だから外食」という流れも防げるので、節約効果は大きいですよ。
4. 使い切れる量だけ買う
「安いから」と大量に買っても、使い切れなければ逆に損です。特に特売の「野菜」は要注意!
目安は「1週間で食べ切れる量」です。
冷凍や保存がきかない食材は、控えめに買うのがおすすめ。これを続けると、自然と「我が家にちょうどいい量」が感覚的にわかるようになります。
結果として、冷蔵庫の中もスッキリしてムダなく使えるようになりますよ。
5. ストックの定番を決める
まとめ買いの質を上げるには、「常にあると安心」なストック食材を決めておくことが大事。
・乾物(切り干し大根、ひじき、春雨など)
・缶詰(ツナ缶、トマト缶)
・冷凍野菜
・レトルト食品(カレー、パスタソース)
これらがあると「買い忘れた!追加でスーパーへ…」という事態を防げます。
追加の買い出しは余計なものを買うリスク大。ストックをうまく活用できれば、買い物回数を減らせて節約につながりますよ。
計画から習慣へ!まとめ買いで節約上手になろう!
まとめ買いのポイントは「量」ではなく「計画」です。
ちょっとした工夫を習慣にするだけで、食費のムダはぐっと減り、毎日の自炊もスムーズになります。
最初から完璧にできなくても大丈夫。まずは誰かのやり方をマネしてみるところから始めてもOK!
続けていくうちに、自然と「我が家に合ったスタイル」が見えてきますよ。
気になったかたは、ぜひ今日から試してみてくださいね。
■執筆/はらす
4人家族で食費4万円!「自炊で家計を整える」をモットーに、ズボラでもできる節約レシピを発信中!ボリュームもコスパも妥協しない楽ちんレシピが人気。インスタグラムは@harasu_kakei
編集/サンキュ!編集部