スポーツの秋! でも、コロナ禍で、外で思いっきり体を動かす機会は減っていますよね…。そんな中、一流の監督とトップアスリートによる、親子で楽しめる「かけっこ教室」が開かれました。かけっこはすべてのスポーツの基礎になるもの。速く走るコツをぜひ親子で学びましょう!
■あす育!チャレンジとは
「親子の毎日を笑顔に!」 それがサンキュ!世代の最大の願い。子どもの心と体の成長に必要なことを、サンキュ!・生活育チャレンジと伊藤園・健康ミネラルむぎ茶が提供する体験を通して、6人のあす育メンバーがリポートしていきます!
《特別ゲスト講師》
東洋大学陸上競技部長距離部門監督
酒井俊幸氏
1976年福島県出身。
学校法人石川高等学校-東洋大学-コニカ
大学時代には、1年時から箱根駅伝に3回出場。実業団コニカ(現・コニカミノルタ)では、全日本実業団駅伝3連覇のメンバーとして貢献。引退後は、母校である学校法人石川高等学校で陸上部顧問を務める。2009年より東洋大学陸上競技部長距離部門の監督(現職)に就任。就任1年目でチームを優勝に導くという快挙を達成。箱根駅伝では、優勝3回、準優勝5回、3位3回の実績を持つ。
東京オリンピック陸上競技・男子20km競歩 銀メダリスト
池田向希氏
1998年静岡県出身。
浜松日体高等学校-東洋大学-旭化成
東洋大学に入学。陸上部に、マネージャー兼務で入部。2019年のドーハ世界選手権では20km競歩で6位に入賞。2020年石川県で行われた大会で優勝し代表に内定。2020年東京オリンピックの陸上競技・男子20km競歩で銀メダルを獲得した。
親子でできる!子どもの成長に大切な「動きの基本」を学ぶ
かけっこ教室だから、走り方の練習?と思いきや、酒井俊幸監督と池田向希選手が教えてくれたのが、「動きの基本」。正しい立ち姿勢や筋肉を意識することは、かけっこはもちろん、どんなスポーツにも通じる基本スキル。家の中でできるトレーニングばかりなので、家族みんなでトライしてみて!
●基本姿勢
まずは基本姿勢。左右の肩を同じ高さにそろえ、頭をまっすぐにし正面を向きます。頭・肩・骨盤・足首が一直線になっていることがポイント。この正しい基本姿勢があって、地面に正しく力を加えることができるのだそう。片足を上げたときも、この基本姿勢が崩れないよう意識します。
●10秒カウント
基本姿勢の立ち姿勢で目をつぶって、自分で「10秒たった」と思った瞬間にしゃがみます。
同じ10秒でも長く感じたり、短く感じたり…。かけっこはタイムを競う競技。時間の感覚を身につけることも重要なんです。
●筋肉を意識する
うつぶせになって、手と足を伸ばしたら、その状態で体を回転させます。これは、筋肉を意識して動かすトレーニングで、実際やってみると、とても大変!
●骨盤歩き
座った状態から、骨盤を使って前に進みます。競歩のトップアスリートである池田選手は骨盤を使うのが上手! 腹筋がかなり鍛えられるとともに、腕を連動させると、歩いたり走ったりするときと同じ動きになります。
●足でジャンケン
足でのじゃんけんも!日常生活ではなかなか動かさない股関節(こかんせつ)を、ゲーム感覚でほぐすことができます。
●歩く
最後はこれまでの動きを連動させて歩いてみます。姿勢は頭から足までピン!と一直線。腕を大きく振りながら、骨盤も連動させる意識で。「上から引っ張られているような姿勢を保ち、まっすぐ前に力を伝えるイメージです」と池田選手。その姿はとても美しい!
「立ち姿勢や片足立ちは基本なので、朝起きて、洗面台の鏡に向かって立つときから意識するといいと思います。生活の中の一部になると長く続けられます」(酒井監督)
運動の前と後の水分・ミネラル補給を忘れずに!
体を動かして汗をかくと、水分と一緒にミネラルという健康維持にとても大切な成分が失われてしまいます。ミネラルは体の中で作ることができないので、食べ物や飲み物から摂取することが必要です。汗をかいたら水分と一緒にミネラルをとるよう心がけましょう。
伊藤園の健康ミネラルむぎ茶は、無糖で、カロリーゼロ、カフェインゼロ、いつでもどこでもだれでもおいしく水分とミネラルをとることができます。
酒井監督と池田選手も、練習時を含め日常的に健康ミネラルむぎ茶を愛飲しているそう。
「1回レースを走ると、体重が3キロ落ちてしまう選手もいます。水分とミネラルを同時に補給できる健康ミネラルむぎ茶は私たちにとって必須ですね」(酒井監督)
夢を実現するために大切なこと
体を動かしたあとは、「夢の実現」についてお話をお聞きしました。オリンピックのメダリストという夢を実現した池田選手は、「夢をもつこと、そして、もち続けることが大切」と語ります。
「夢と同時に目標をもつことも大切です。目標は夢よりもう少し距離が近く現実的なもの。努力すれば達成できる目標をひとつずつクリアしていくと、夢が手に届く目標と一致します。僕自身、そういう経験を積み重ねてきたように思います」(池田選手)
池田選手の最初の目標は「大学のチーム内で勝つ」。そこから「大会に出場する」「日本代表になる」「世界の大会で戦う」――そうした目標の達成を積み重ね、東京オリンピックでの銀メダルという夢に結実させたのでした。
酒井監督もまた「夢が目標に変わるには、地道なことの積み重ねが大事」と言います。
「池田選手は中学・高校時代からずっと悔しい思いをしてきました。そんな状況も自分のプラスになると信じ、心折れることなく、毎日、実直に挑戦して続けた。夢を目標に変えるためには心を磨き、主体性をもって行動をする強い意志をもち、確かな心の芯を作ることが大事」(酒井監督)
その「心の芯」は挫折を乗り越え、自信を一つずつつけて太くしていくもの…。
そうした強い意志・心の芯をもつ子に育てるために、親はどうしたらいいのでしょうか? 酒井監督が「個の成長」のために大切にしている“3つのこと”を教えてくれました。
それは、「礼を正し、場を清め、時を守る」――。東洋大学陸上部の部訓でもあるそうです。
「礼を正すとは、あいさつと返事。場を清めるというのは清掃。自分で清掃をすることで気づくことは多く、感謝する心、感動する心にもつながります。そして、時を守ること。タイムを競う競技なら時間は大切ですし、時間を守ることは他人から信頼されること、他人を尊重することでもありますから」(酒井監督)
酒井監督の言葉は、ひとつひとつが子育て中の身に響きます。
さらに、「健康な体がないと健全な心は育まれない」という酒井監督。
「1回1回の食事ってすごく大切ですし、日々、何を飲むかもすごく重要。長距離の選手たちは貧血になりがちです。健康ミネラルむぎ茶はカフェインが含まれていないので、鉄分の吸収を妨げません。ゴクゴク飲んで奪われた水分とミネラルを同時に補給できる。私たちに必須なんですね」(酒井監督)
動画「育もう!ココロとカラダ かけっこ教室」では、ここで紹介した以外にも、子育ての参考となるお話が満載! ぜひ試聴して、子どもとのコミュニケーションに役立ててください。
かけっこ教室で酒井監督と池田選手が教えてくれたのは、どんなスポーツにも共通する体の動きの基本。立ち姿勢も骨盤歩きも、足でのジャンケンも、家の中のちょっとしたスペースでできますので、ぜひ、親子でチャレンジしてみてください。
汗をかいたら、健康ミネラルむぎ茶をゴクゴク飲んで、水分&ミネラル補給をしましょう!
あす育メンバー(左から)
●ちひろさん 4歳男児の双子のワーキングママ。酒井監督に聞きたかったのは「人間性を育てる方法」。インスタグラム:@tomokeimam
●林優実さん 3歳と0歳児のママで、現在育休中。かけっこ教室で学んだことを生かして、運動会に臨むそう。 インスタグラム:@yun.for
●渡邉有紀さん 6歳の男の子のママ。スポーツ大好きな息子さんが池田選手にしたかったのは「どのくらい練習するとプロの選手になれますか?」インスタグラム:@kenmama89
●さっきーさん 子どもは3歳と6歳の女の子。「悔しさを力にした」という池田選手の話に、負けず嫌いは短所じゃないという発見が。 インスタグラム:@morehapilife_saki
●Sakiさん 子どもは3歳と1歳半の男の子。かけっこ教室を家族で実践。なんなくできる池田選手に、みんなで喝采(かっさい)を送ったとか。インスタグラム:@s_fam.amour
●高田なみこさん 子どもは7歳の女の子と6歳の男の子。息子さんにはかけっこでどうしても勝ちたいお友だちがいて、酒井監督&池田選手の話に興味津々。インスタグラム:@taka_namy
協力/株式会社伊藤園