大人の都合を見直せば、子育てはもっとラクになる!
2015/09/17
子育てしていると、子どもが言うことを聞いてくれなくてイライラしたり叱ったり……。
子どもとのコミュニケーションがうまくできないと感じること、ありますよね。
でも、その原因は、“大人の都合を優先させているから”かもしれません。
子どもに気持ちが伝わる「新・子育てコーチング術」を実践して、子どもと“いい関係”目指しましょう!
「コーチング」とは、相手に合わせたかかわり方で力を引き出すコミュニケーションスキルのこと。
なかでも親子関係で必要なスキルは、「子どもを心から受け止めるスキル」です。
そのためにはまず、“大人の都合”を見直すのが大事☆
どんなに「子どものため」と思っても、そこにこだわると子どもを受け止められなくなりがち。親は自分の希望や都合をいったんわきに置いて、子どもを受け入れてあげましょう!
♪実践! こんなときは、こうしてみて♪
1)できるー」と言ったのにできない子どもに
「だから無理って言ったのに!」と叱ってしまいたくなったら・・・
⇒失敗を叱るより、成功するようフォローしましょう!
2)時間がないのに「今やるー」と返事だけ・・・
⇒子どものペースに合わせた時間の配分を考えてみましょう。
3)気分や体調で怒ってしまう・・・
⇒親の状況をきちんと話して「ごめんね」と伝えて
4)悪ふざけがしつこい!!
⇒「ママ、ギブアップ~」でOK。少しその場を離れてもよし!
5)やさしく言っても聞いてくれない・・・
⇒強く言っても反発されるだけ。根気よく繰り返し伝えましょう。
6)忙しい日に限ってふざけたり甘えたり・・・
⇒「子どもと一緒に」ということを踏まえた予定にしてみましょう。
7)寝ない、起きない・・・
⇒子どもの時間に合わせて一緒に寝てしまうのも手。
8)キツく言うと言い返されてムカッ!
⇒反発されても当然の言い方をしていたのでは? 見直してみましょう。
9) 注意しても無視される・・・
⇒一方的に言い過ぎていたのかも? 子どもの言い分も聞いてみましょう。
子どもは自分の気持ちや状況を受け止めてもらうと安心し、親への信頼感が生まれ、不安や不満が解消されていきます。
そこで初めて、自分の状況を受け入れ、自分で考えられるようになるものです。
子どもとのコミュニケーションにつまづいたら、子育てコーチングを試してみて。
変化は少しずつかもしれないけれど、その積み重ねが親子の絆をより強くしてくれるでしょう☆
参照:『サンキュ!』9月号「気持ちが伝わる 子どもを伸ばす 新・子育てコーチング術」から一部抜粋
監修/あべまさい(出典「子育てコーチングの教科書」/ ディスカヴァー刊)、イラスト/おぐらなおみ、取材/小谷野少名、文/田谷峰子
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