【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第10回

2017/09/26

美久は、子どもの年齢が近い同僚から夢をかなえるためにパートを辞めると聞いて驚く。同僚は、調理師免許を生かした仕事に転職するとのこと。今の職場で10年後も勤めていられるのか自信が持てず、「私も何か資格を取ったほうがいいかもしれない」と考え始める美久だった。

前号までのあらすじ

登場人物山村ファミリー

山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女

お姉ちゃんは何でも「わかってる」

<働きママンはみ出しコラム>

キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)

自分では「手抜き」と思っても、 家族にとっては「お楽しみ」かも

働き始めると、時には「夕食はお総菜で」ということもあるかと思います。自分では「手抜きでは?」と気になることでも、むしろ山村家のように子どもにとっての「お楽しみ」になる場合もあります。家事に完璧を求めないことで、自分も楽になりますし、家族にも分担しやすくなります。

資格取得のための勉強は、 「すき間時間」の活用で

「資格を取りたい」と思っても、毎日の生活のなかで、勉強のためにまとまった時間を確保するのは並大抵のことではありません。そんなときこそ、「朝活」や「すき間時間」の活用がおすすめ。家族が起きてくる前や、通勤時間などちょっとした時間を積み重ねることで資格試験に合格している先輩ママもたくさんいます。わが家のライフスタイルに合わせた時間のやりくりを工夫してみましょう。

家族みんなにこれから 取り組むことについて知らせよう

再就職同様、資格取得についても、家族みんなに伝えておくことで、協力を得やすくなります。特に子どもに大人が頑張っている姿を見せることは、いつか必ず役に立つはず。それをきっかけに夫もさらに家事や育児に協力的になるかもしれません。

マンガ/おぐらなおみ

 
 

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