【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第14回

2017/09/26

いよいよ長女・麻貴が小学生に。学童保育に申し込むか迷う美久だが、なんとなく夫は人ごと。「私ばかり悩んでずるいのでは!?」と感じる。ママ友が正社員になり、パート先でも面倒な仕事がまわってくるなど、なんだか自分ばかり損していると思いつつ、「新しいことが始ま
る時期には新しい悩みも増える」と自分を納得させる美久だった。

前号までのあらすじ

登場人物山村ファミリー

山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女

またまた、就職活動……。「このままでいいか」と思っちゃダメ?

<働きママンはみ出しコラム>

キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)

「 10 年後・ 20 年後の自分」を 考えるとどんな仕事がいい?

子育て中は、特に「働ける時間」から考えると、まずはパート・アルバイトから再就職を検討することも多いことでしょう。もちろん、無理のない仕事から始めるのもいいことだと思います。ただ、応募するときは、自分と家族の10年後・20年後を考えてから。長く働くことを考えると時給が上がったほうがよいでしょうし、やりがいがあったらもっといいですね。

パート・アルバイトでも 「この先」につながる職場に

近年は、パート・アルバイトから店長になれたり、正社員にもなりやすい職場も増えています。しかし、パート・アルバイトは「勤務時間の融通はきいても、給与は低い」「業務は楽だけど、発展性がない」「正社員にはなれない」という職場がいまだに多いのは事実。パート・アルバイトでソフトランディングするとしても、先につながる職場かどうか調べてから応募しましょう。

夫だけでなく、妻も 「家族を守る側」に

各家庭でいろいろな事情があるとは思いますが、専業主婦であることは、共働きに比べてリスキーな状態。夫が働けなくなると一気に収入がなくなるからです。けがや体の病気に加えて、昨今は、うつ病などの心の病気にかかる人が増えています。症状によっては、長い期間復帰できなかったり、退社せざるを得ないことも。万が一を考えると、妻も家族を守る側になれると安心です。

マンガ/おぐらなおみ

 
 

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