【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第15回

2017/09/26

職場にも慣れ、小学生ママの生活にも慣れてきた美久。正社員をめざして、資格を取ったものの、正社員の仕事は見つからず、「でも、夫の給料だけでも生活できるし」とすっかりあきらめモードに。そんな美久に夫・利光は、「美久にとっての働くとはどういうことか」「自分の都合にばかり合わせた働き方をしてても成長できるとは思えない」と厳しいひと言。反発しながらも、「自分も家族を守る側でいられることが私の『働く意味』だ」とあらためて認識する美久だった。

前号までのあらすじ

登場人物山村ファミリー

山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女

なかなか「資格を生かすこと」ってむずかしくて……

<働きママンはみ出しコラム>

キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)

小学校の放課後対策、 みんな、どうしてる?

保育園なら延長保育、幼稚園なら預かり保育と夜まで託児できるところも多いですが、小学校になると学童保育も17時くらいまでと短めになることが多いようです。学童保育自体の定員が少ないところも。地域により、児童館や青少年センターなど自治体の施設や、私立の学童保育、習い事や塾などもあるので調べてみましょう。ファミリーサポート事業などで、援助会員の自宅などで預かってもらうこともできます。

人の紹介で採用する 会社はまだまだ多い

「たったひとりの求人に広告代を何万円もかけるのはもったいない」と人の紹介で採用する会社はまだまだ多いものです。だから、少しでも広く声をかけておくことは大切。いきなり昔の知り合いに電話をするというのも気が引けるでしょうから、暑中見舞い、年賀状などに一筆書き添えておくのはどうでしょう? 「現在こんな関係の仕事を探しています。もしご存じの情報がありましたら教えてください」という感じに情報提供を頼んでおけば、意外なところからいい話が飛び込んでくるかもしれません。

気になる求人については、 まずは話を聞いてみること

新聞や求人雑誌への掲載は、発売後、即応募が必須。1件に対して何千という応募が殺到する場合もあるからです。思い悩んでも、こちらには想像がつかない先方の状況や条件があるかもしれないので、「いいかもしれない」と思ったら、まずは問い合わせてみて。自分の条件と合うかどうか直接確認してみましょう。

マンガ/おぐらなおみ

 
 

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