【連載】熟れすぎMANGO VOL.120

2017/10/05

「夫婦」を楽しむちはるのスーパーポジティブY談

プレー!プレー !更年期 ! !

サンキュ!読者さんにはまだ少し早い問題かもしれないけど、「プレ更年期」ってご存知ですか? 一般的にアラフォー世代ぐらいから起きる体調の変化のことを最近ではこう呼ぶらしいのです。体内に分泌される女性ホルモンが低下して、精神的、身体的に様々な体調不良が現れます。最近では20代~ 30代でもなる人がいるんだとか。

 かく言う私もこの「プレ更年期」ど真ん中。もはや胸を張って言えるぐらいになったけど、40代になってからチラホラと現れ出した身体の不具合を「まさか更年期なんて!まだまだ先の話だわ」と全く受け入れられなかった。だって、生理だって若い時よりも規則正しくきてるくらいだし、何より近年のミドル世代はかなり若々しい。私もそうだとすっかり思い込んでいた。「ちはるさんは変わらず若いっスね~」なんて言われると、「そんなことないよぉ~」なんて言いながら、超まんざらでもない。しかも、うっかり若い旦那と再スタートしちゃってドタバタと人生を折り返したとこなので、老いなんてすっかり棚にあげちゃってた。でも、違ったみたい。確実に女性ホルモンは低下していたのですね…。

 私の場合、最初の身体の変化は肌荒れだった。今まで何を使っても不摂生してもツルンとしていた自慢のお肌が突如ガサガサに。化粧品を変えても更に悪化してブツブツのかゆかゆ。皮膚科に通っても花粉症?アレルギー??といまいち原因がはっきりしない。お肌が荒れれば心も荒れてくる。お化粧やお洒落するのも億劫になり始め、外出も随分と減った。

 次に困ったのが不眠。もともと寝つきは良い方じゃなかったけど、布団に入ってから2、3時間は寝つけないのが当たり前。やっとウトウトしても眠りが浅く何度も目が覚めてしまう。お陰で昼間はいつもダルくて、やる気が出ない。些細なことでイライラうじうじしてしまい、自分じゃないみたいだった。何より原因がつかめず改善できないことが一番辛かった。

 出口が見えないこのトンネルからどうにか抜けられたのは「プレ更年期」という言葉。不眠に耐えかねて行った病院の先生が、「その症状はプレ更年期かも。婦人科できちんと調べて、ホルモン剤とかで改善できるよ」と、教えてくれたのだ。更年期は50代過ぎてからと深く思い込んでいた私に「プレ」という軽い響きは、なんだかとてもしっくりと受け取れた。

 知ってしまえば怖くない。受け入れてまた大人になる。ただ今絶賛、ホルモンと自分を取り戻し中です。

文/ちはる

ちはる/テレビ、CF、著書の企画、 プロデュースなどで活躍中。12年、14歳年下の旦那くんと再婚。 目黒でカフェ「チャム・アパートメント」を経営。

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