【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第23回
2017/10/10
コールセンターのオペレーターから正社員をめざしてドラッグストアでの販売のパートに転職した美久。二女・紗絵の卒園準備も始まり、なにかと忙しい毎日を送っている。夫の利光は、そんな美久の様子をみて、「そこまでして働かなくても」とモヤモヤ……。しかし、「私はイヤイヤ働いているわけではない」「いつか絶対『妻が働いていてよかった』と思われるようになってみせる」という美久の宣言で気持ちが楽になるのだった
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
子どもの病気、突発的なトラブル、こんなときどうしたらいいの・・・・・・?
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
急な発熱など、子どもの 体調不良には早めの対応を
小さいお子さんは、ちょっとした気候や環境の変化で体調をくずしやすいもの。また、冬場は感染症が多い季節でもあります。大人が菌を持ち帰ることもあるので家族で帰宅後のうがい・手洗いに加えて手指の消毒ジェルで万全の対策を。また、行事などのあとは早く休ませるなど、ふだんから予防を心がけ、怪しいと思ったら小児科を受診するなど、早めの対応が大切です。
園からの呼び出し! 早退のときにすること
急な発熱や体調不良のとき、未就学児は、園からの呼び出しがあります。そんなときは周囲のメンバーがフォローできるように、何がどこからどこまでできていて、どの部分を頼みたいのか、自宅の連絡先と併せて知らせてから早退を。出がけに社外にメールを送る際は、CCに社内のメンバーを入れて内容を共有し、先方にも自分が離席していて、翌日までメールを見られないことを伝えておきましょう。
どちらが看病する?だれかに頼む?病児保育?
夫とふだんから何曜日が比較的休みを取りやすいか、どの期間が繁忙期かなどを共有しておいて、病院への送りはママでパパが早退、ママが職場に顔を出すなど役割分担をしても。お互いの両親に頼む場合は、家の中の物の置き場や行きつけの小児科などをよく説明しておくようにしましょう。病児保育は、事前の登録が必要な場合もあるので、確認しておきましょう。
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