【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第7回
2017/09/26
ついに再就職に成功した美久。いつもの家事&育児に慣れない仕事が加わって、ついつい掃除は後回しに……。すると新しい掃除機を購入した夫が意外にもやる気を発揮して、子どもたちと一緒に掃除をすることに。家事を家族と分担できたことに喜ぶ美久だった。
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
大ピンチ!仕事も育児も想定外!?
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
子どもの体調不良に 対応する準備も大切
仕事を始めると、生活パターンが変わるため、本人も子どもも体調をくずすことがあります。早退や急な休みは避けられないことと割り切り、周囲がフォローできるよう、業務については常に共有し、わかりやすいファイリングを心がけて。事前に病児保育サービスに登録するのも大切です。地方自治体の施設や医療機関併設のもの、認定NPO法人フローレンスもあります。
「会社に迷惑では?」と 弱気になる必要はありません
子どもの体調不良での早退や休暇で引け目を感じたり、実際に迷惑がられたりすることもあるかもしれません。ですが、「時間に制限がある分効率的に働く」、「生活者目線の情報を提供する」など、別の形で貢献することに意識を向けたほうが周囲も助かるはず。フォローしてくれたメンバーに感謝しつつ、前向きな態度を心がけましょう。
働いているからこそ 子育てにもいいことが
子どもが発熱したときなど、「私が働いているからいけない」と思ってしまう人も多いもの。とはいえ、働いていなくても子どもの発熱はよくあること。接する時間が短いからこそ、さらに子どもと真剣に向き合えたり、仕事で気持ちを切り替えて明るく接することができたりするはず。働くことのメリットを存分に生かしていきましょう。
マンガ/おぐらなおみ