【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第28回
2017/10/11
出産後、専業主婦をしていた美久は、再就職しコールセンターのオペレーターに。オペレーターの仕事に不満はなかったが「やはり正社員になりたい」と一念発起して、転職活動をした。薬局の事務の正社員に応募するも不合格。しかし、「パートなら採用できる。パートから正社員になる道もある」と聞いて系列のドラッグストアで販売のパートに。仕事も家庭もバタバタの毎日を送っている
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
暑くて忙しくてモチベーションダウン。どこに行ったの?私のやる気スイッチ
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
自分の気持ちと体調を いちばん大事にして
夏場は、暑さや冷房による温度差や熱帯夜の睡眠不足で体調をくずしがちな季節。かといって、仕事や家事が減るわけではありません。子育て中の場合、ついつい家族を優先にして、自分のことは後回しにしがち。でも、万一倒れてしまったら、家のことも仕事のこともかえって大変なことになりませんか。自分の気持ちや体調を本当にわかるのは自分だけ。過ごしにくい季節だからこそ、自分を大事にしましょう。
疲れたときは、パートナーにも 子どもにも「疲れた」と言っていい
疲れているときに「あれをやらなきゃ」と思ったら、「それは本当に今やらないと駄目なもの?」と考えてみては。疲れているから、冷静に考える余裕がないだけかもしれません。夕食の支度だって、疲れているならべんとうや総菜を買って帰ればいいだけ。パートナーやお子さんに「疲れた」と家事を頼んでもいいと思います。黙ってイライラされるより、事情がわかったほうが家族も安心するのではないでしょうか。
自分の切り替えスイッチを知っておくと便利
季節を問わず、嫌なことが続き、「どツボにはまって」も意外にちょっとしたことから抜け出せるものです。体の快・不快は、気持ちに大きく影響するので、エアコンで涼しくする、おいしいものを食べるなども有効。また、「雑誌を読む」「音楽を聴く」など自分の気持ちを切り替えられる「切り替えスイッチ」を覚えておくと便利です。
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