韓国ドラマ『ジキルとハイドに恋した私』感想/あらすじは!?ヒョンビンが熱演したラブコメディを徹底解説!

2024/11/05

『シークレットガーデン』放送終了後、国内外での人気絶頂だった2011年3月に入隊したヒョンビン。
韓国兵役部隊の中でも訓練が最も厳しいとされる海兵隊を志願し、優秀な成績で立派にその役目を果たしたことでも知られています。

そんなヒョンビンが除隊後初、4年ぶりにドラマ復帰したのが『ジキルとハイドに恋した私』です。
本作ではなんと、冷徹男子と甘く優しいロマンティック男子の1人2役!さらに舞台は夢と魔法で溢れるテーマパークです。

ファンタジック要素満載な『ジキルとハイドに恋した私』について、韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに徹底解説してもらいましょう!

※本コンテンツはサンキュ!が制作した独自コンテンツです。記事内のリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、購入実績や会員成約などに基づいて収益を得る場合があります。

韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

>>>JUMIJUMIの記事をもっと見る

【あらすじ】サーカスの女団長が恋したのは、冷徹男子&ロマンティック男子の多重人格者だった!?

PR TIMES

韓国最大のテーマパーク「ワンダーランド」の常務ク・ソジン(ヒョンビン)は、自分を守ることが最優先の自己中冷徹男。
しかしそこには、心拍数が上がると別人格が現れてしまう多重人格障害を患っているため、無感情・無表情を貫いているという秘密がありました。

アメリカから5年ぶりに帰国したチャン・ハナ(ハン・ジミン)は、ワンダーランドの専属サーカス団で団長を務めています。初代団長だった父親の背中を見ながら、幼い頃からワンダーランドを自分の庭のように駆け回り、サーカス団に深い愛情を持って育ちました。
しかし人気が落ちてしまったサーカス団の立て直しを図ろうとしていた矢先、ソジンにいきなり契約解除を叩きつけられます。

ソジンは主治医のカン博士から「多重人格を治せる治療法を見つけた」と連絡を受け、急いで大学病院へ。
一方的な契約解除に抗議しようとソジンを追いかけてきたハナは、そこでカン博士が頭から血を流し倒れているのを発見!そして自らも犯人らしき男に襲われてしまいます!
意識を失いかけていたその時、危険を顧みずにハナを助けてくれたのはソジンの別人格であるロビンでした…。


ロビンはソジンの幼い頃のトラウマが生み出した人格。ウェブ漫画の作家をするなど芸術の才能があり、困っている人を助けずにはいられない心優しい性格で、ソジンとは正反対です。
カン博士は失踪し、犯人の顔を見たハナは命を狙われることになってしまいますが、それ以降ハナが危険に晒される度にロビンは現れるようになりました。

「ロビンは双子の兄」「昼間はソジン・夜はロビンが生活する」などのルールの下、1つの体を共有して生活することになったソジンとロビン。
ロビンは自分を呼び起こしてくれたハナに猛アプローチ!ハナもロビンの優しくロマンティックな性格に惹かれていきます。
一方ソジンは、長年眠っていたロビンを目覚めさせたハナを疎ましく思い、より一層厳しく当たり遠ざけようとします。しかしぶつかり合っているうちに徐々にハナが気になっていくのでした…。

【見どころ】1人2役を完璧に演じ分けたヒョンビンの実力&緻密で予測不可能なストーリー!

PR TIMES

見どころ1:ヒョンビンが演じる相反する2人の男性!あなたはソジン派?ロビン派?

ロボットのように無感情で相手の気持ちなど考えない冷徹男のソジンと、愛嬌やユーモアに溢れ心優しいロビン。
正反対とも言える2人の男性を演じ分けるヒョンビンの演技力に脱帽します。表情や眼差し、話し方や声のトーン。何から何まで違うので、本当に別人のように感じます。


ハナに対するソジンの普段の態度は、人間味のかけらもないひどいものです。
しかしソジンには子供の頃にワンダーランド内で誘拐された過去のせいで心に大きな傷を負い多重人格障害を患いますが、財閥の御曹司という立場から病を公表することもできずに長い間たった1人で戦っているのです。
そのような背景が明らかになるうちに、ハナにはソジンを放っておけない気持ちが芽生えていきます。ハナと接するうちに心の氷が溶けていくようなソジンを見ていると、愛おしさも湧いてきます。


ロビンは社交的で誰にでも愛されるキャラクター。以前にはウェブ漫画でヒット作を残していて、ファンクラブもあるほどの人気ぶりです。
ソジンに厳しく当たられたり団長としての重責を背負っているハナにとって、ロビンは心を癒してくれる存在。優しく温かく、そしてストレートに愛情を表現してくれるロビンにあなたも魅了されることでしょう!
しかしロビンはあくまでもソジンの別人格で戸籍もありません。自分はいつか消える存在という葛藤を抱えています。ハナと幸せな時間を過ごせば過ごすほど、この幸せがいつまで続くのか…という不安に襲われるのです。
そんなロビンの姿を見ているととても切なく胸が張り裂けそうになります。

ソジンにロビン、2人一緒に幸せになることはできないのでしょうか…。

見どころ2:キュートな大ベテラン、ハン・ジミンが責任感の強い女団長を熱演!

PR TIMES

父親が作り上げたワンダーサーカスを心から愛し、団員を家族同然に大切にしている若き女団長のハナ。団員からもとても慕われている姉御肌タイプですが、サーカス団の存続が崖っぷちの状態のため、実は常にプレッシャーを感じています。
そんな中、カン博士失踪事件の目撃者になってしまい、何度となく怖い思いをするにも関わらず一生懸命に事件解決のため協力します。そんな心優しく責任感の強い真っ直ぐな姿にソジンの心も動かされるのです。

筆者は当時、ハナのボーイッシュだけど可愛いファッションに憧れていました。ざっくり大きめのニット・コートとカジュアルなブーツの着こなしがハナ流です!男女どちらからも評価の高かったハナコーデにもぜひご注目ください!


ハナを演じたハン・ジミンは、韓国では童顔女優として有名です。
ヒョンビン(特にソジンの時)と並んでいると年齢差があるように感じますが、実は2人とも1982年生まれの同じ歳です。本作と本作の前年の映画『王の涙-イ・サンの決断-』で、ヒョンビンとは2作連続の共演となり話題となりました。
2015年放送の本作の時点ですでに芸歴は17年、韓流作品を支える実力派です。ドラマでは『屋根部屋のプリンス』『知ってるワイフ』『まぶしくて-私たちの輝く時間-』などが代表作です。

見どころ3:複雑な三角関係は!?多重人格は治るのか!?誰も予測できない緻密なストーリー!

第1回

ハナが気になり始めるソジン、ハナとの仲を深めていくロビン、そして2人を双子だと思っているハナ。これだけでも十分に複雑すぎる三角関係ですが、後にハナも2人が同一人物であることを知ってしまいます。
犬猿の仲だったソジンと恋したロビンが同一人物だったなんて…。この三角関係は完全に予測不可能です!

そしてソジンが多重人格障害を患うきっかけとなった幼い頃の誘拐事件とカン博士失踪事件には繋がりがあることがわかり、いつも対立ばかりしていたソジンとロビンは協力し事件解決に挑みます。
そこには「ハナを守りたい」という、2人が初めて持った共通する目標がありました。そうして、これまでは相手が消えることを望みながら1つの体を共有していた2人に、大きな変化が生まれるのです…。

ソジンが多重人格障害を克服するということは、ロビンの人格の消滅を意味します。逆にロビンが生きるために人格を支配すれば、ソジンは消えてしまいます。しかしこのままソジンとロビンがいつまでも共に生きていくことはできません。
悲しく切なく、そして優しく愛おしい。色々な感情が刺激され涙が溢れてくる。そんな結末があなたを待っています。

見どころ4:舞台であるワンダーランドはソウルのロッテワールド!

本作の舞台となっているワンダーランドは、ソウルの中心にある韓国を代表するテーマパーク「ロッテワールド」です。
ドラマ『天国の階段』でメインロケ地として使用され日本でも有名になった場所です。最近ではチェ・ウシクとキム・ダミ主演『その年、私たちは』で、2人がペアルックで仲良くデートに来たかと思いきや突然ケンカをしてしまうシーンでも登場しています。

遊園地部分は屋内エリアと屋外エリアに分かれていて、天気が悪くても屋内エリアのたくさんのアトラクションを楽しめます。
そのほかに民族博物館やアイスリンク、ロッテ百貨店や大型スーパーやホテルなども併設されているため、ここだけで1日中楽しむことができます。
地下鉄2号線と8号線の蚕室駅(チャムシル駅)から直結しているため観光客にも安心。

ソウル旅行の際にはぜひ立ち寄っていただきたいおすすめスポットです!

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND