韓国ドラマ『力の強い女ト・ボンスン』の感想/あらすじは!?パク・ヒョンシク主演の本格ラブコメを徹底解説

2024/10/03

アイドルから今や超実力派俳優となったパク・ヒョンシクは、出演作品ごとに新たな魅力を発揮し続けています。

『相続者たち』で俳優としての存在感を見せつけると、『家族なのにどうして~ぼくらの恋日記~』では男性新人演技賞を受賞。『花郎<ファラン>』では韓国のみならず多くの海外ファンも獲得しました。

そんなパク・ヒョンシクが本格ラブコメディに挑戦し「メロ職人(恋愛ドラマをヒットさせる職人的な演技派俳優)」の称号を揺るがぬものにした作品が『力の強い女ト・ボンスン』です。

とてつもない怪力を持つヒロインと繰り広げる笑いと胸キュンに溢れた本作を、韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに解説してもらいましょう!

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韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:超人的な怪力を持つト・ボンスンが2人のイケメンと凶悪事件に挑む!

ゲーム開発会社の代表アン・ミンヒョク(パク・ヒョンシク)は、財閥の会長である父から後継者として指名されて以来、尾行されたり脅迫電話を受けるなど身の危険を感じていました。

そんなある日偶然目撃したのは、小柄な女性が何人ものヤクザを1人でやっつけるという信じ難い光景…。

彼女の名前はト・ボンスン(パク・ボヨン)。代々女性だけが超人的な怪力の血を受け継ぐという不思議な家系に生まれました。ボンスンはその力を隠し平穏に暮らすことを願っていますが、正義感が働くとついつい力を使ってしまいます。

ボンスンのことが気になって仕方ないミンヒョクはボディーガードとしてスカウトし、2人は行動を共にすることになります。

そんな最中、ボンスンが住む町内で殺人事件や女性拉致事件が発生し、ボンスンは犯人を目撃してしまいます。捜査を担当する刑事のグクドゥ(ジス)はボンスンの幼馴染。ボンスンの怪力を知らないグクドゥは、犯人を見てしまったボンスンを心配し身辺保護をすることに。
長年グクドゥに片想いしているボンスンはそれが嬉しくてたまりませんが、ミンヒョクを守るボンスンとボンスンを守るグクドゥという不思議な関係が始まります…。

捜査が難航する中、今度はボンスンの親友ギョンシムが襲われてしまいます。ボンスンが現れたため拉致未遂に終わったものの大怪我をしたギョンシム。

ボンスンは隠してきた力を使って自分の手で犯人を捕まえると決意するのです!

見どころ:悪を吹き飛ばすボンスンの怪力にスッキリ爽快!笑って、胸キュンして、ハラハラしましょう!

ラブコメ&凶悪事件でキュンキュンだけでなくハラハラドキドキのストーリー展開に…!

見どころ1:キュートなのに超怪力!ボンスンのギャップにもうメロメロ!

出典:Amazon

小柄で可愛くて、料理の腕も抜群。ゲームが大好きで、夢は自分を主人公にしたゲームを開発すること。大好きなグクドゥの前では瞳をウルウルさせちゃう乙女なのですが、困っている人を見ると助けずにはいられない性格。

普段は力を隠し平凡に暮らしていますが、一度正義感から能力が発動すれば、平手ひとつで悪い奴を吹き飛ばし歯を何本もへし折る強さ!鉄パイプもグニャグニャにし、車も投げ飛ばします!

そんな激しすぎるギャップがボンスンの何よりの魅力!その怪力を目撃してしまったミンヒョクも、一瞬で心を鷲掴みにされます。

そしてたくさんの悪い奴がボンスンにいとも簡単にやられてしまうシーンは笑いポイントであり、大きな見どころです!

ボンスンを演じるパク・ボヨンは子役から活躍していて「国民の妹」と呼ばれていましたが、2015年の主演ドラマ『ああ、私の幽霊さま』の大ヒットを機に「ロマンティックコメディの女王」と称されるようになりました。

可愛らしい見た目と、シリアスからコメディまで幅広くこなす実力で世代を問わず愛されています。

見どころ2:ボンスンに守られるミニョク!?ボンスンを守るグクドゥ!?不思議な三角関係には胸キュンがいっぱい!

出典:PR TIMES

脅迫を受けていたミンヒョクは自分のボディーガードとして力の強いボンスンを雇いましたが、表向きは秘書ということにしています。ボンスンをか弱い女の子だと思っている刑事のグクドゥは、女性拉致事件の犯人からボンスンを守るために身辺保護を開始します。

そのせいでミンヒョクを守るボンスンをグクドゥが守るという複雑な関係性になってしまい、ボンスンをめぐってミンヒョクとグクドゥは犬猿の仲に!

グクドゥはボンスンが長年片想いしている相手。正義感と熱意に溢れ真面目で頼れる新人刑事ですが、熱意が溢れすぎて失敗したり真面目すぎて融通が効かないところも。ボンスンの気持ちや力の秘密にも全く気付かない凄まじい鈍感力も持っていて、そんなギャップが可愛いらしいキャラクターでもあります。

グクドゥは「か弱くのん気なボンスン」を心配しいつも説教ばかり。それでもボンスンは自分を気に掛けてくれることを嬉しく思いますが、グクドゥには彼女がいることがわかり、あくまでも自分は「友達」だと再確認し心を痛めます。

ミンヒョクはイケメンで御曹司。さらには自分で築いたゲーム会社も大成功させていて誰もが憧れるような人ですが、ちょっと変わり者。ボンスンとは痴話喧嘩ばかりです。

ボンスンの力強さを知るほどに惹かれていきますが、ボンスンにはゲイだと思われている上に、ボンスンが見つめる先にいるのはいつもグクドゥです。

一方通行で終わりの見えないおかしな三角関係ですが、徐々に3人それぞれの心情にも変化が…。その先には観ているこちらまでニヤニヤしてしまうような、可愛くてキュンキュンするトキメキシーンのオンパレードが待っています!

見どころ3:凶悪犯との真剣勝負!事件は解決できるのか!?

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笑えて胸キュンいっぱいのハッピーな作品ではありますが、ボンスンの住む町で起こる連続女性拉致事件はゾクっとする本格サスペンス。さらにミンヒョクを狙う脅迫事件も同時に進行していきます。

グクドゥは刑事として必死に事件を追いますが、綿密に計画を練る犯人は警察を嘲笑うかのように次々に事件を起こします。

警察を信じていないミンヒョクは、ゲーム会社代表として築いてきた知識と技術を使って自分で犯人を捕まえようとします。

両方の事件に関わってしまっているボンスンも度々危険な目に遭いますが、持ち前の怪力で軽やかに回避!事件解決にこっそりと貢献していきます。

しかし女性拉致事件の犯人は、自分の計画を邪魔するボンスンを標的に定めるのです…。

事件が進展する中でぶつかり合いながらも絆を深めていく不思議な三角関係の3人。力を合わせ事件を解決することができるのでしょうか?

脇を固める助演陣にも大注目!

出典:Amazon

ボンスンの父親を演じるのはベテラン俳優ユ・ジェミョン。『花郎<ファラン>』ではパク・ヒョンシク演じるジディの護衛パオを演じており、パク・ヒョンシクと2作連続の共演を果たしています。

同じく『花郎』にも出演していた名脇役キム・ウォネも、ボンスンにやられてしまうヤクザとミンヒョクの部下という2役で登場し体を張った名演技を見せてくれています。

笑ってハラハラして胸キュンできるエンターテイメント作品となっています!

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

 
 

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