6歳娘の『1番好きなもの』。表現力の豊かさに「素敵な発想」「名言だ」と感動の声
2023/04/27
なりたりえさん(@rienarita)が「『好き』がいっぱいな娘。」と育児漫画をツイートしました。食べ物の好き嫌いを、いろいろな「好き」で言い表した6歳の娘さん。その表現の幅広さに「素敵な発想」「名言だ」と感動の声が集まりました。
「好き」がいっぱい
なりたりえさんは2人の娘を育てるママ。
今回は「好き」がたくさんある次女ちゃんのお話です。
娘さんは、コンビニの肉まんを口いっぱいに頬張って「肉まんおいしー(ハート)」と大喜び。
そのおいしさを「私、食べ物の中で……肉まんがいっちばん好き!」とピカピカの笑顔で教えてくれました。
しかし、りえさんの反応は……
「そうかァ……肉まんが一番好きなのか……ママのお料理より、肉まんが好きなんだね……」と、ちょっぴりいじけてしまったようです。
すると娘さんが「ママ……ちがうよ」とりえさんの肩をやさしくたたきます。
「ママのごはんは、一番の中で一番なんだよ!!」
娘さんのやさしさに慰められたりえさん。
「ありがとー!」と娘さんを抱きしめながら(一番って、たくさんあってもいいよね)と思うのでした。
その後りえさんは、娘さんに一番嫌いな食べ物についても質問してみました。
娘さんは「嫌いな食べ物は……ないけど……」と言いますが、何かを言い淀んでいる様子です。
「一番最後に好きなのは、ピーマン」
決して「嫌い」とは言わず「好き」を使って表現する娘さん。どこかで喜んでいるピーマンの姿が想像できます。
しかし「ピーマンにがいし」と、つい本音が出てしまうところもかわいらしいですね。
「好き」であふれている娘さんについて、りえさんにお話をうかがいました。
「一番好き」もたくさん
肉まんを頬張る娘さんの笑顔がとてもかわいかったです。
「一番って、たくさんあってもいいよね」とのことでしたが、娘さんの「一番」好きなものを、ぜひほかにも教えてください。りえさんの料理でも何が好きなのか気になります。
「娘はよく『これが1番好き!』と言うのですが、料理ではハンバーグ・グラタン・おにぎり。おやつではドーナツ・プリンなど、いろいろなものを『一番好き』と言っています」
一番好きなものがたくさんあると、その分幸せもたくさん見つけられていいですね。
娘さんのやさしさがうれしかった
「ママのごはんは一番の中で、一番なんだよ!!」と言われたとき、りえさんはどんなお気持ちでしたか。
「私のごはんよりも好きなのか……と軽くショックだったのですが、『一番の中で一番好き』と言われて、その言葉はもちろん、何より娘のやさしさがうれしかったです」
日頃、家族の喜ぶ顔を想像しながら食事の用意をしているのに、市販品の方が「好き!」と言われたらショックを受けるのもうなずけます。しかし、そんなショックを上回るやさしい言葉でしたね。
前向きさを感じた「一番最後に好き」
コメント欄では、ピーマンを「嫌い」ではなく「一番最後に好き」と表現した点に大変反響がありました。りえさんはこの表現を聞いてどう思われましたか。
「ピーマンをも傷つけない、娘らしいやさしい言い方だと思いました。
また、どちらかというと苦手なピーマンを好きだととらえようとする積極的な前向きさを感じ、見習いたいなと思いました」
「嫌い」と拒否してしまうと食べることにますます抵抗を感じそうですが、「一番最後に好き」なら、将来そのおいしさに気づく可能性もありそうです。
「一番最後に好き」はがんばった表現
ちなみにピーマンの「一番最後に好き」は、どれくらいの「好き」なのでしょうか。
「娘はピーマンを料理次第で食べることもありますが、嫌がって食べないことが多いです。
だから『一番最後に好き』と言ったのは、娘なりにがんばって言ったんだと思います」
娘さんの普段の様子を知るママが、「がんばった」と感じるほど娘さんはピーマンが苦手だったんですね。それを知った上でもう一度漫画を読むと、娘さんのやさしさや表現の豊かさをより感じます。
好きな食べ物がたくさんある娘さん。どれも本当に好きだからこそ、その気持ちをどうやって伝えようか考えての表現だったのでしょう。さらには嫌いなものすら「好き」に言い換えるやさしさと前向きさが素敵ですね。
取材協力:なりたりえさん(@rienarita)
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