夫が家事をしたら褒め殺す!子ども3人&40代共働き夫婦が14年かけて辿りついた「家事分担の秘訣」
2023/04/20
今や『サンキュ!』読者の約7割が共働き。なのに「夫が全然家事をしない!」という嘆き声が殺到!そこで、共働き生活の奮闘をつづった本『共働家』のお2人に、働きながら協力して家事分担できるようになるまえの、歩み寄りの歴史を伺いました!
<教えてくれた人>
・妻(ぽに)
40代の会社員。週末は家族で思いっきり遊ぶために平日は仕事に家事に全力投球!書『ススメ⇒共働家』(三交社)。
50平米の賃貸に家族5人で住んでます。
・夫
40代の会社員。母と祖母が家事を仕切る家の三男として育つ。家事は好きではないが長男誕生を機に少しずつ変身!!
・長男(小3)
ズボンはいつも前後ろ反対!細かいことは気にしないタイプ。家族が大好きで最近は家事を手伝ってくれる。習い事はサッカー。
・二男(小1)
竹を割ったような性格で大泣きしても数分後にはケロリ。悪事も「僕がやったよ」とすぐ白状する。兄に憧れてサッカー少年に。
・三男(3歳)
保育園の年少さん。甘えん坊で超マイペース。兄たちに溺愛されて自分を「小さな王子」と思っている。好物はゆかりご飯。
夫婦の目標は夜9時に寝ること!息を吸うように協力し合えるまでにかかった年月、14年
「仕事も生活も充実させ健康でいるために、何より睡眠が大事!」と妻のぽにさん。夜9時に寝られる家事の回し方を考えて不要な物や手間をとことんリストラ。「今や夫も重要な戦力。でもここまで来るのに14年かかりました!!昔はお互いフルタイム社員なのに私だけ家事をしてて『この人とやっていけるかな』と思ったことも。でもあの手この手で夫を家事に巻き込んだ今は、負担が減ってグッとラクに。『けして諦めないこと』が家事分担の最大の秘訣です」。
夫が家事をするようになるまでのヒストリー
結婚当初は夫の家事偏差値30!ある日、妻が大爆発!
「私の通勤時間は片道70分、夫は3分。なのに帰宅したら何もしてなくて『ふざけるな!』と爆発。でもあのときキレて私の大変さを訴えたのは結果的に大正解でした~」。
長男出産後のピリピリ子育て中、夫に少しずつ変化が!
引越しして妻の通勤時間は約30分、夫は60分に。朝晩、孤軍奮闘する妻を見て、夫も少しずつ洗濯物たたみや食器の片づけをするように。家事分担のスタメン入り!?
共働きの金銭的メリットを数字で共有&相談。
一時は妻も退職を考えたが、貯蓄や年3回帰省できるなど共働きの長所を再確認し合い思いとどまる。「どんな暮らしがしたいか夫婦で共有できたのも家事分担のプラスに」。
家事分担でモヤッとしたら、あきらめずにとことん話し合う。
「あれ~?と思ったらスルーせず話し合ってその時点での最善策を見つけます。そうして少しずつ家事分担を進めてきました」。
お互いをサポートし合う最強チームに!
「共働きは大変だけど協力する喜びや感謝など得られるものもたくさん!!これからも夫婦でハッピーな家事分担を目指します」。
14年かけてたどりついた共働家の家事分担表
互いの仕事の忙しさや子どもの成長に合わせて家事分担も変わる共働家。今は何をどう分担しているの?出社前と帰宅後にすることを一覧表にして大公開!
(夫担当)を増やすコツ3
1 妻が名プレーヤーになり過ぎない
「妻は悲しいかな、家の中のあれこれに気づいてしまう生き物。でも夫に家事を任せたいなら妻がやり過ぎないことも大事。私はたまった洗い物を放置して、手が足りないことを夫にアピールしました」。
2 夫が家事をしたら出来に文句は絶対言わない
「実は完璧主義の私。夫が家事をすると『へ、下手……!』と思うこともあるけどグッと我慢。ケチはつけず『ありがとう!!』とめっちゃ言います。何もしないより何倍も助かるのは事実だから」。
3 夫が家事をしたら褒める。褒め殺しにする
「私は毎日やっとるがなと思っても、タンバリン持って踊るくらい大げさに感謝!!(笑)夫のやる気を引き出すのに効果てきめんです。ここで褒めちぎると後でラクになるから頑張って!」。
参照:『サンキュ!』2023年5月号「『共働家』の家事分担、どうしてる?」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部