ダウンや制服も!洗濯機で失敗しない【アイテム別】洗い方・干し方のコツ
2023/04/19
セーターやダウン、ニット小物や毛布などほとんどの冬物はおうちで洗えます。洗い方と干し方をおさえれば洗濯機で失敗しない&クリーニング代が浮く!一生役立つ、きれいに仕上がるコツを伝授します。
<教えてくれた人>
・花王ファブリック事業部 福本梨紗さん
・パナソニックランドリー・クリーナー事業部 佐藤弘和さん
ピンチハンガーにのせて平干ししても◎ セーター
洗い方のコツ
● ビーズなどの装飾品が付いている場合は、裏返して洗濯ネットに入れる
● カーディガンなど、ボタンがある場合はとめる
● モヘアやアンゴラは毛玉・けば立ち防止のため、裏返して洗濯ネットに入れる
干し方のコツ
● ウール(毛)は黄ばみ防止のため、必ず陰干しに
● 脱水後は軽く畳み直し、たたいてシワをのばす
● 水を含んで重い場合は伸びやすいので、バスタオルなどで水を吸ってから干す
● 薄手のニットならハンガーに掛けて干してもOK。ただし、形崩れしない厚みのあるハンガーに
● 厚手のニットは平干しか、物干しざおに干す
袖も形を整えて掛ける。洗濯ばさみは使わない方が〇。
平干しネットがない場合は、ピンチハンガーの上にのせるのも手。
室内で2~3日じっくり干す ダウンジャケット
洗い方のコツ
● ファスナーやボタンはとめて、洗濯ネットに入れる
● 洗濯機で洗えるのはドラム式のみ。縦型の場合は洗濯槽に水をため、押し洗いする
水を張った洗濯槽に入れて、手で「沈める」「浮かす」を20回程度繰り返す → 2回すすぐ → 洗濯機で約30秒脱水する。
干し方のコツ
● 手で軽くたたいて形を整え、厚みのあるハンガーに掛けて陰干しにする
● 2~3日室内で干して、中の羽毛を乾かす
● 完全に乾いたら肩の部分を持って軽く振り、空気を含ませるとふっくら仕上がる
マフラーは“M字干し”、ニット帽は平干しに ニット小物
洗い方のコツ
● マフラーにフリンジがある場合は内側にくるように畳み、洗濯ネットに入れる
干し方のコツ
● マフラーは日陰でM字干しにする。イラストのように物干しざお2本に掛けるか、ハンガーを2本利用しても◎
● ニット帽は干す前にタオルで優しく包み、水気を取る
● 内側にタオルを詰めると形崩れしない。ピンチハンガーの上部で平干しするか、ピンチハンガーに筒状になるようにつるす
土日でさっと洗えちゃう!制服・スーツ
洗い方のコツ
● 上下別々の洗濯ネットに入れる
● ファスナーやボタンを留め、汚れやすい部分(襟、裾、袖口など)を表に出して畳み、洗濯ネットに入れる
干し方のコツ
● 風通しのいい日陰に干す
● 軽く振りさばいて形を整え、トップスは厚みのあるハンガーに掛けて干す
● 上着のボタンは閉める
● スカートやスラックスは、ファスナーやホックを外し、ピンチハンガーに。このとき、筒状になるよう立体的に干すと乾きがいい
丈の長い物もOK!コート・ワンピース
洗い方のコツ
● ファスナーやボタンを留め、汚れやすい部分(襟、裾、袖口など)を表にして畳み、洗濯ネットに入れる
干し方のコツ
● コートは軽く振りさばき、縫い目を伸ばすように形を整える。厚みのあるハンガーに掛け、陰干しにする
● ワンピースもコートと同様。丈が長いときは二つ折りにして、物干しざおに掛けて干してもOK
M字干しで時短!毛布
洗い方のコツ
● 洗濯機の容量を確認し、洗えるかチェック。重さがある毛布の場合は、洗濯キャップ(ドラムから飛び出すのを防止するための別売り部品)を使用する
● 汚れている部分が外にくるように、折り返しながら畳み、毛布用の洗濯ネットに入れる
● 洗濯機のコースは、「毛布コース」や「大物洗いコース」を選ぶ
干し方のコツ
● 物干しざおを2本使い、風が通りやすいM字形に掛けて陰干しする
● 時々裏返すと、ムラなく乾く
● 生乾きはダニや雑菌が繁殖する原因になるので、しっかり乾かす
かさばる冬物収納テク
●ソフトケースに
シーズンオフのアウターや布団を収納。透明の物なら中身が一目瞭然。ソフトケースなら、中身を使用している冬はコンパクトに畳んでおけるのもメリット。(『サンキュ!』読者H・Nさん)
●スーツケースに
収納力があり、収納アイテムを買い足さなくて済むのが◎。(整理収納アドバイザー 能登谷英里さん)
参照:『サンキュ!』2023年5月号「冬物おうち洗い」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。イラスト(洗濯)/花王提供 構成・文/草野舞友 編集/サンキュ!編集部