【パリの暮らし】部屋の狭さは『白で統一』『便利グッズ』でカバー!ブロカントで掘り出しものを見つける楽しさも
2023/08/24
自分らしさを楽しみしながらフランス・パリのアパルトマンで家族3人、心地よく暮らしています。インテリアは白で統一&便利グッズで狭さをカバーする工夫や、パリの暮らし3つのキーワードを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
フォトエッセイスト とのまりこさん
パリ在住21年目。大手出版社勤務を経て03年単身渡仏し、パリを拠点に活動。東京・西荻窪にフランス雑貨店「Boîte(ぼわっと)」がある。日本人の夫と長男の3人家族。
◎House DATA◎
・パリ15区
・賃貸(60年代築のアパルトマン)
・1LDK(35平米)+地下倉庫
・家賃 1000ユーロ
"白で統一"&便利グッズも使って狭さをカバー
狭さを感じさせないように面積の大きな家具はシンプルな白で統一。その分、見せる収納と小物で、フレンチスタイルのかわいらしさを演出。
入れ物からはみ出たら手放すのがルール
ベッド下の収納は、子どものおもちゃスペース。決められた収納スペースからはみ出したら、「使わない物は手放す!」のが大人も子どもも共通のルール。
シンプルなIKEAの白い家具は大活躍
ダイニングテーブルの後ろにある大きな壁面収納は、見せたくない物をしまう場所。棚上には、グリーンやお気に入りのグッズを飾って。
日本のつっぱり棒も愛用中♪
ちょっとした空間は日本で購入したつっぱり棒を上手に組み合わせて即席収納スペースに。この便利さは日本のグッズならでは!
おしゃれ小物は収納にもなる!
キッチンにあるワインの木箱は主に食料品やキッチン道具の収納に。壁にかけたカラフルなネットバッグは野菜などを入れて、見た目もキュートに。
お気に入りの物はとことん見せる!
家具はシンプルでも、好きな物を並べて自分らしさを演出するのがフレンチスタイル。「好き」に囲まれる心地よさが何よりも大切。
パリの暮らしがわかる3つのキーワード
フランス人の暮らしに欠かせない、毎日をより楽しいものにしてくれる3つのキーワードをご紹介します。
1 ブロカント
日常的に利用する「ブロカント(古道具、古道具市のことも指す)」。アンティークに限らず、使い続けられた日用品を普段の生活に受け継ぐ文化が根づいています。
2 バカンス
フランス人にとって、1年で一番大切なのがバカンス。「今度のバカンスどうするの?」は日常的なあいさつで、2カ月ある夏休みはもちろん、3~4カ月ごとに長期休暇を家族で楽しみます。
3 ソワレ
フランスでは気軽に人を招いてホームパーティー(ソワレ)をするのが当たり前。面倒な準備はナシで、持ち寄ったチーズや、ゲストとおしゃべりをしながら、焼くだけのオーブン料理や鍋料理を楽しみます。
参照:『サンキュ!』2023年9月号「小さくて豊かなパリの暮らし」より。掲載している情報は2023年7月現在のものです。撮影/とのまりこ 構成・文/工藤千秋 編集/サンキュ!編集部