娘が亡くなったおばあちゃんにどうしても聞きたかったこと。絆を感じる内容に切なくなる人多数
2023/06/24
なりたりえさん(@rienarita)がツイートした育児漫画は「娘が、亡くなったおばあちゃんに、どうしても聞きたいこと」。病院の前を通るたび、亡くなったおばあちゃんを思い出していた娘さん。娘さんとおばあちゃんのやさしい交流が伝わってきます。
おばあちゃんにどうしても聞きたかった
今回ご紹介するのは、なりたりえさんの娘・あゆかちゃんが「亡くなったおばあちゃんにどうしても聞きたかったこと」についての育児漫画です。
この漫画が描かれる数カ月前に亡くなったおばあちゃん。当時入院していた病院は、りえさんの家の近くにあり、たまに通りかかることがあるのだそう。
そのたびに「おばあちゃんが入院してる病院だねー」と言うあゆかちゃん。
「おばあちゃんいるかなー、おばあちゃんに会いたい!」と、うれしそうにしますが、おばあちゃんはすでに亡くなっています。
幼いあゆかちゃんは、まだおばあちゃんが亡くなった事実を理解できなかったようです。
りえさんは、あゆかちゃんにもわかるよう「おばあちゃんは、長いねんねをしてるから、もう会えないんだよー」と伝えますが、「もうおばあちゃんに会えないの?やだー」と、よくわかっていない様子。
しかし「会えない」ことは理解してくれたのでしょう。
「もっとおばあちゃんに会いたかった……。おばあちゃんに、どうしても聞きたいことがあるの…」と涙ながらに訴えます。
「聞きたいことがあったのに……」
かなしそうなあゆかちゃんを見て、りえさんも切ない気持ちになります。
そこで、あゆかちゃんを元気づけようと「おばあちゃんにはきけないけど……ママが答えられることなら、答えてあげるよ!」と提案しました。
「おばあちゃんに…このお洋服、にあうー?って聞きたいの!」
あゆかちゃんが聞きたかったのは何気ないこと。しかし、だからこそ生前のおばあちゃんが、あゆかちゃんにどれだけやさしく寄り添ってきたのかがうかがえます。
あゆかちゃんのかわいらしい質問に、りえさんはほっこりしました。
「大丈夫…にあうよ!きっとおばあちゃんも、120%そう言うよ!」
きっと空の上でそう言っているだろうおばあちゃんの笑顔を思い浮かべながら、おばあちゃんの話に花を咲かせるあゆかちゃんとりえさん。
漫画から2年ほど経った現在ですが、ツイートには「娘とは、今も、おばあちゃんの話をよくします。ずっと忘れないでね」というコメントも添えられていました。
質問を聞いたりえさんの気持ち
あゆかちゃんから「おばあちゃんにこのお洋服にあうー?って聞きたいの!」と言われたときの、りえさんのお気持ちを教えてください。
「なにか重要な質問?とドキドキしたので、それか……と拍子抜けしました。
でも、きっとあゆかにとってはとても大事な質問なんだなと、ほほ笑ましくなりました」
特別な質問以上に、生前のおばあちゃんとあゆかちゃんの距離の近さを感じる質問でした。
りえさんのお返事を聞いたあゆかちゃんは?
りえさんのお返事を聞いたあゆかちゃんは、どのような様子でしたか。
「安心したようにニコニコとうれしそうにしていました」
本当におばあちゃんとお話できたような気持ちになったのかもしれませんね。
どんなおばあちゃんだった?
生前のおばあちゃんは、あゆかちゃんにとってどのようなおばあちゃんでしたか。
「義母はとっても娘たちをかわいがっていて、いつもニコニコとあゆかやほのかを見ては『かわいい、かわいい』と言っていました」
あゆかちゃんだけでなく、お姉ちゃんのほのかちゃんにも、いつもやさしいおばあちゃんだったんですね。
おばあちゃんの話
今も、あゆかちゃんとりえさんはおばあちゃんのお話をよくされるとのことでした。どのようなお話をするのか、よろしければお聞かせください。
「よく義母のいた病院の前を通るので『おばあちゃんがいた病院だね』と話したり、『この果物はおばあちゃんが好きだったね』『この公園はおばあちゃんと来たね』とか、
ちょこちょこ夫も私も、おばあちゃんの話題を出しています。
あゆかはおばあちゃんが亡くなったとき幼かったのですが、忘れないでほしいので、これからもたまに話題に出していきたいです」
亡くなったことが理解できないほど幼くても、会えないのがさみしいのは大人も子どもも変わりません。おばあちゃんの思い出話をこれからもたくさんして、いつまでも心の中のおばあちゃんと一緒にいられますように。
取材協力:なりたりえさん(@rienarita)
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