もっと楽しく、もっと効率的に!みんなで考える理想のPTA
2018/03/11
PTA活動に「面倒くさい」「なんだか怖い」と苦手意識を持っていませんか? じつは近年、より保護者が参加しやすくするために、PTA活動の改革を進める地域も増えてきているんです! では、理想のPTA活動ってどんなもの? 『ウィメンズパーク』に寄せられた、さまざまなアイデアを見てみましょう!
1. ムダを省いて効率化する
多かったのは、「とにかくムダを省いて効率的にしたい!」という声。PTAの中には、昔ながらのやり方を引き継いできたことで、今では必要ない活動が残っているケースもあるようです。ここに挙がったアイデアを実行するだけでも、だいぶ理想の形に近づきそう!
・役員は連絡やとりまとめメインにして、保護者全員が最低1回は参加するように義務づけたらいいと思う。例えば、仕事していて平日は参加しづらい人も、運動会当日の手伝いや片付けはできると思うので。
・働く女性が増えた今、「PTA=ママの仕事」という固定観念を崩して、仕事と家庭との両立が可能なスタイルを作っていくべき。会議にも電子ツールを使用したりするといいと思います。
・平日昼、土日、夜など、主な活動時間帯でざっくり分けて、好きな時間帯に活動できるように仕事を振り分ける。
2. 地域やボランティアの協力をあおぐ
ほかに多かったのが、「強制参加をやめて、ボランティアにすればいいのでは」という意見。また、保護者でなくてもできる活動については「地域と連携し、高齢者などの協力をあおぐ」というアイデアが寄せられました。
・運動会など行事のお手伝いは、その都度、ボランティアをつのればいいと思います。
・うちの学校では、PTAとは別にボランティアが導入されています。行事の付き添いや読み聞かせ、学習支援などなど。強制力はありませんが、協力者がゼロになることもありません。
・ムダな行事や作業は廃止して、登下校の見守りは地域の高齢者とボランティアでまかなうのが理想。学校行事の手伝いも、その都度、単発ボランティアで。
・草むしりや登下校の見守りは、地域の高齢者の協力を仰ぐといいと思います。うちの地域では、学校と地域が連携する方向で動いていて、高齢者や活動的な専業主婦の方、近隣大学生などの協力を得るという発想です。
3. 活動した人へのメリットをつくる
PTAは基本的に無給なので、やればやるほど損した気分になったり、不公平感を感じたりしてしまいがち。そこで、「活動した人に対してメリットを設定する」という意見が挙がりました。これならモチベーションも上がるし、不公平感もなくなりそうです。
・例えば、役員をしたら運動会では優先席をもらえて、しない人は席取りは後回しに。役員経験者は会費を免除したり、やらない人は代わりに協力金を納める。そうすれば、やらない人も肩身が狭くなることはないように思います。
・私は専業主婦で地域活動も好きな方だけど、100%ボランティアなので、最低限しかしたくないというのも本音。バイトならやってもいいなと思いました。わずかでもお給料が出るなら、やってもいいという人は結構いるんじゃないかと思います。
4. まとめ
いかがでしたか? 皆さんからの声を読むと、必ずしも「PTAをやりたくない」と考えているわけではなく、「もっと参加しやすい形にしたい」と願っていることがわかります。ここで挙がった意見も参考に、少しでもPTA活動を理想の形にしていけるといいですね!
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。