幼稚園や学校からの電話が怖い⁉家でもスマホを手放せない母親が緊張状態を抜け出す方法
2024/03/23
チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
「幼稚園や学校から連絡がくるかもしれない」と、家でもスマホが手放せず、常に緊張状態でいるお母さんがた、いらっしゃいませんか。
自分が家ですごす間、少しでも子どもの心配とスマホから離れる方法はないでしょうか。
- 第一連絡先を自宅の電話番号にしてスマホを遠ざける
- 二番目の連絡先を携帯電話番号に。連絡が固定電話止まりなら急ぎではない
- 子ども優先のまじめなお母さんほど「育児から離れる」時間が大切
- 固定電話がなければスマホの2台持ちもアリ
第一連絡先を自宅の電話番号にしてスマホを遠ざける
園や学校からの第一連絡先を、ご自身のスマホではなく、家の固定電話にしておきましょう。そうすれば、園や学校はまず自宅に電話をかけてくれるはずです。
自分が自宅にいるなら、固定電話が鳴れば気づけます。きちんと園や学校からの連絡はキャッチできる状態があれば、常にスマホを握りしめてスタンバイしておく必要はありません。
緊急連絡用のつもりが、つい手元のスマホをさわってしまい、せっかくの自分時間をダラダラと潰してしまう危険性も減らせます。
二番目の連絡先を携帯電話番号に。連絡が固定電話止まりなら急ぎではない
第二の連絡先をご自身のスマホ・携帯電話にします。固定電話で連絡がつかなければ、園や学校は携帯電話に電話をくれるでしょう。
どちらの電話にも気づかないケースがないわけではありません。しかし固定電話→携帯電話と、電話に出られるチャンスは2回あるのだと思えれば「かかってきたら即、出なければ!」という緊張が薄れ、気持ちは楽になります。
自宅の電話の留守番電話に「また後でかけます」と園・学校からメッセージが残るだけで、携帯電話にまではかかってこないこともあるでしょう。そのときは緊急の用事ではないはずです。留守電に気づいたら、焦らずに落ち着いてかけ直せば大丈夫です。
子ども優先のまじめなお母さんほど「育児から離れる」時間が大切
子ども関係の連絡がくることを想定して、片ときもスマホが手放せない。人一倍まじめで、子どもを優先する優しいお母さんなんだと思います。電話をくれる園や学校に、迷惑をかけたくない気持ちも強いのかもしれません。
ご存じのとおり、子どもや家族にとって「お母さんが元気でいてくれること」ってすごく大切です。ご自身にとってもそうです。そのためには、お母さん自身が心配を手放してリラックスする時間を持ち、こころに余裕をつくっておくことが必要ですよね。
家事と家事の合間のほんの少しの時間でも、あなたの大切なおうち時間です。スマホを遠ざけ、自分を休ませてあげてください。
園・学校とスムーズに連絡が取れる。そしてスマホを遠ざけて自分時間を確保できる。なるべく両方が叶う状態や環境を整えたら、それ以上事前にできることはありません。
追加で必要なものがあるとしたら「スマホから離れても大丈夫」「常に最速で連絡が取れなくても問題ないケースも多い」と、ご自身のなかに自信と安心を育てていくことではないでしょうか。
固定電話がなければスマホの2台持ちもアリ
固定電話を持たない家庭も増えています。その場合、スマホを自宅用にもう一台持つのもひとつの手です。
安価なスマートフォン端末で、通話だけできるシンプルなプランなら、経済的負担は少ないはず。安心への投資だと考え、スマホの2台持ちを検討するのもいいんじゃないかなと思います。
入学入園・進級が連絡先を変えるチャンス
入園や入学時、または毎年の進級時に連絡先や住所・子どもの情報などを学校に提出しますよね。そのときがスムーズに連絡先を変えるチャンスです。ぜひ次のタイミングで、第一連絡先を自宅、第二をスマホにしてみてください。
学校からの電話をすぐに取りたいお気持ち、すごくわかります。しかし、育児は母親であるあなただけが担うものではありません。今までより少し楽に、家族に任せたり園・学校に協力してもらってもいいんだ、と思えるようになるといいですね。
■この記事を書いたのは…山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー、全米/日本NLP協会認定マスタープラクティショナー、LABプロファイルプラクティショナー
コーチングや心理学NLPの考えをベースに、子育てや女性のマインドの記事を中心に書いています。
*NLP=神経言語プログラミング。脳とこころの取り扱い説明書とも言われる、実践的心理学です。
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