お家を大掃除するのと同じように、毎日の暮らしに欠かせないスマホも、このタイミングで見直してみませんか。
今回は、10年以上の完全ワンオペ育児で培ったラク家事アイデアを発信しているKota(コタ)が、今すぐ始められるスマホ整理の3ステップをご紹介します。
今年のうちにスマホの中も整えて、新年に向けすっきりスタートさせましょう。
1. アプリの整理
「クーポンを利用したい」「新しい趣味を始めたい」などなど、さまざまなきっかけで、アプリがインストール過多になっていませんか。暮らしの変化とともに必要なアプリは変わっていくので、定期的に見直すのがおすすめです。
まず、アプリ一覧でどんなアプリが入っているかチェック。1カ月以上使っていないものや、機能が重複しているものは削除候補に。一度削除しても再インストールできるアプリがほとんどなので、あまり悩まずに作業を進めて大丈夫。
アプリを厳選したら、次はそれぞれのアプリ内のデータを整理します。特に、メモやアイデア収集などの情報ストック系アプリ、メールや学校連絡などのコミュニケーション系アプリには、古いデータがたまりがちなので要注意。これからも見返すものだけを残すと、必要な情報にサクッとアクセスできますよ。
最後にホーム画面を整えたら、アプリの整理はおしまいです。使用頻度に合わせて利き手側から並べたり、カテゴリーごとにフォルダ分けしたり、自分にとって使いやすい配置にカスタマイズしてみて。変えた直後は使いにくさを感じるかもしれませんが、慣れれば操作効率がぐんと上がるはずです。
2. 連絡先の整理
古いスマホのデータをそのまま引き継げる分、連絡先は見直すタイミングを逃しがち。一覧を開くと「誰だか思い出せない...」なんていう相手や、ここ数年間一度もやり取りをしていない連絡先が入っていませんか。
こうしたデータは、そろそろ削除しても良い頃かも。迷う場合は「整理候補」などの名前をつけてまとめておくと、ふだん使うグループとは分けて管理ができ、リスト全体がすっきり整います。
連絡先は人間関係に直結するからこそ、消すことに抵抗がある方も多いはず。でも、このステップは、今のステージで自分にとって大切な人の情報を見つけやすくする作業。前向きな視点に切り替えれば、気持ちのハードルが下がるかもしれません。
3. 写真データの整理
感情が入りやすく、整理が難しいのが写真データ。とはいえ、ストレージの大部分を占めているようなら、ぜひ見直してみて。
まずは、ブレやピンぼけ、似たような写真、不要なスクリーンショットを削除。次に、残したいデータをクラウドサービスやパソコン、外付けのハードディスクなどに移して、スマホ本体の容量を確保します。
クラウドはインターネット経由で自動バックアップされるため、手軽で便利。お使いのスマホのOSや必要な容量に合わせて、ぴったりのサービスを選んでくださいね。クラウドだけでなく、パソコン本体や外付けハードディスクなど、インターネットを介さない場所にも保存しておくとさらに安心です。
そして何より、思い出は機械にためこまず、家族で楽しめる形で残すのがおすすめ。わが家では、指定した期間のデータを自動でレイアウト&製本してくれる「オートアルバム」を利用しています。サイトにデータをアップロードするだけでアルバムができあがるので、とっても手軽。家族みんなが好きなときに写真を見返せるから、思い出を最大限に活かせますよ。
スマホの中が整えば、ココロの余裕も生まれるかも!?
毎日欠かさず使うのに、見直す機会が意外と少ないスマホの中。
たまったアプリやデータを整理すれば、スマホの動きやバッテリーの持ちがよくなるのはもちろん、「これは何の通知?」「必要なデータはどこだっけ?」など、これまで無意識のうちに感じていたストレスからも解放されます。
部屋がすっきり整っていると気持ちが落ち着くように、1日に何度も目にするスマホの中が整うと、ココロの余裕まで生まれるかもしれません。
今日はSNSをチェックする前に、アプリ一覧のチェックから始めてみませんか。
■執筆/Kota
元クルーズ船乗組員。狭い船室で、4カ月の乗船勤務をスーツケースひとつでこなした経験から、厳選したモノで心地よく暮らすヒントを発信。10年以上の完全ワンオペ育児で身につけた、ムリなく続けられる家事アイデアの紹介も得意としている。
編集/サンキュ!編集部