小学生から使えるフェムケア商品発売！今週のフェムテックニュースをお届け【39Femtech WeeklyNews】

Femtech（フェムテック）とは、Female（女性）とTechnology（テクノロジー）をかけ合わせた用語のこと。テクノロジーを活用していないものについては、FemCare（フェムケア）と呼ばれることが多いです。

サンキュ！読者の皆さんも、最近女性の悩みを解決する製品やサービスについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか？

最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ！STYLE取材班が、最新のフェムテック情報をご紹介する連載「39Femtech WeeklyNews」。今回は、サンキュ！STYLE 取材班の植松愛実がお届けします。

Topic1.親の声を商品化！小学生から使ってほしいデリケートゾーン用ソープ

小学生から使えるデリケートゾーン用ソープ「withmoon ガールズフェミニンウォッシュ」が、フェムケア商品を展開する株式会社あしたるんるんラボから発売されました。

デリケートゾーン用ソープ自体は近年かなりラインナップが増えてきて、ドラッグストアでもネット通販でも日常的に目にするようになりましたが、「ゆらぎ世代」など大人の女性を対象にした宣伝文句の商品が多いのが実情。
この「withmoon ガールズフェミニンウォッシュ」は、株式会社あしたるんるんラボが主催するライブ配信でデリケートゾーン用ソープについて「小学生から使える？」という声があり、子どものうちからデリケートゾーンをケアする習慣をつけてほしい親たちの要望があったことから誕生しました。

「初潮がきたら使ってほしい！」をキャッチコピーに、肌に優しい成分を配合し、体の変化が大きい小学生～高校生が自分自身の体をいたわる習慣のきっかけになれば、という思いがこめられた商品。親子で一緒に使うこともできるのもうれしいですね！

Topic2.「新しい当たりまえ」をつくる！トイレの個室でナプキンが受け取れるシステム

仕事や買い物中に、予想外のタイミングで月経が始まってしまった、あるいは予想外にナプキンがたりなくなってしまった…、そんな経験をしたことがある人も多いのでは。
ショッピングモールなど公共のトイレでナプキンが受け取れるシステム「トレルナ」を、株式会社ネクイノが本格始動しました。

プロジェクトはまだ始まったばかりですが、「この一枚を、あたりまえに。」を合言葉に、2024年末までに商業施設や公共機関、学校など約6,000個室への設置を予定しているとのこと。みなさんの地域でも設置される日が近いかもしれません！

Topic3.妊婦もママも無料で参加できる！「マタニティ&ママフェスタ」

プレママ向け情報メディア『まなべび』を運営する株式会社中日アド企画が、出産や育児について体験しながら学べるイベント「マタニティ＆ママフェスタ in恵比寿」を2024年9月28日（土）に開催します。

コンセプトは「妊娠＆出産＆育児を学べる！体験できる！」。ママと家族が楽しめる体験コンテンツはもちろん、YouTubeなどで人気の現役保育士てぃ先生とタレントのpecoさんのトークショー、協賛企業による育児商品やサービス展示など、もりだくさんな内容です。

会場はJR恵比寿駅すぐの「EBiS303」で、入場は無料ですが事前予約が必要です。

明日がちょっといいミライに！今日のワンステップ

フェムテックやフェムケアと聞くと「なんだか人に話しづらい…」「自分にはハードルが高そう…」と思うかたも多いはず。でもじつは、意外と簡単なことから取り組めるんですよ！今週、筆者がやってみたことをご紹介します。

デリケートゾーンはふつうのボディソープじゃダメ？調べてみた！

デリケートゾーン用のソープを見かけるようになって何年も経ちますが、そういえばふつうのボディソープで洗うとどんなデメリットがあるのか？と疑問に思って調べてみました。

すると、いちばんの問題は「洗いすぎ」になってしまうこと。洗いすぎることで女性の体に必要な常在菌と呼ばれる菌や皮膚膜までも洗い流してしまうケースがあるそうです。デリケートゾーンは清潔にすべきなのでしっかり洗えば洗うほどよいかと思いきや、逆なのですね。

デリケートゾーン用ソープは、今回紹介した商品のほかにも、ドラッグストアや、ロフトやドン・キホーテのような量販店でも店舗によっては取り扱いがあるそうです。ぜひ身近なお店で買い物のついでに探してみてくださいね。

執筆者・・・サンキュ！STYLE 取材班　植松愛実
気象予報士と料理人の両面で活動。サンキュ！では季節ごとの食材のおいしい食べかたや、家事に役立つ天気の豆知識を執筆中。