もぐらもち3yさん(@mocchiri_mogura)が不思議な形のホットケーキの写真を投稿すると1.5万件のいいねが集まりました。「変な形であればあるほどお子が食べる」というホットケーキは、ママの工夫と愛情の末にたどり着いたものでした。
変な形であればあるほどいい
「子どもが思うようにごはんを食べない」というのは、子育てをする中で直面する人の多い悩みごとですよね。
栄養は取ってほしい、それでもおいしく楽しく食事をしてほしい……子どもへの愛情があるからこそ悩みは尽きません。
もぐらもち3yさんもそんなママのひとりです。
「変な形であればあるほどお子が食べる」とホットケーキの写真を投稿したところ、1.5万件以上のいいねが集まりました。
フライパンの上には焼いているさいちゅうのホットケーキが2つ。片方は丸、片方は”くの字”に曲がり、なんとも言えない形をしています。
その奥のお皿の上には、そんな不思議な形のホットケーキが山盛りに。「変な形を作ろう」というもぐらもちさんの努力の結晶ですね。
これは娘さんも喜んで食べてくれたはず。
娘さんのホットケーキ事情について、お話をうかがいました。
好き嫌いが激しい娘さん
写真を撮影された際は、どのような状況でしたか。
「好き嫌いが激しい娘が『今日は朝食にホットケーキを食べたい!』と突然言い出したので、作っているところでした」
何を食べさせよう、と思っているところに、自分から食べたいものを言ってくれるのはうれしいですよね。
「変な形」に大喜びの娘さん
「変な形」のホットケーキを食べるとき、娘さんはどんな様子ですか。
「『なにこれ〜!』とケラケラ笑いながら、『これは眼鏡の形、これは猫さん!』など、子どもらしい想像力で名前をつけて、楽しそうに食べてくれます」
喜んで食べてくれると、作るたいへんさも報われますね。
「変な形」のコツは?
「変な形」を作るときに、どんなことを意識していますか。
「とにかく適当に、手の動くままに作ります。
意識をして形(例えばウサギ)を作ると、子どもに『ウサギはそうじゃない、ウサギには見えない』などと言われてしまうので、細長い部分、丸い部分、丸が繋がった部分……など変な形のバリエーションができるように作っています」
決まった形のない雲を見てさまざまなものをイメージするように、はっきりとした形がないからこそ娘さんの想像力を掻き立てるんですね。
「変な形」のきっかけ
ホットケーキの形を工夫するようになったきっかけは何だったのでしょうか。
「娘はふだんは食べたいものしか食べず、好きなホットケーキでも気分によっては食べません。
『作るからには絶対に食べてほしい!』の気持ちで最初はウサギ型やドーナツ型を作っていたのですが、なかなか難しいのもあり、だんだん適当になっていったのが逆にウケてしまいました」
もぐらもちさんの愛情と工夫の結果、娘さんの喜ぶ「変な形」にたどり着いたんですね。
最後に「変な形」のホットケーキを喜んで食べる娘さんに一言お願いします!
「『普通』のホットケーキも食べてください!(笑)」
苦手な食べものが多い娘さんでも喜んで食べてくれるように、という切なる願いの込もったホットケーキ。ママの愛情たっぷりの「変な形」は、娘さんの笑顔の食事風景を作り出していました。
取材協力:もぐらもち3yさん(@mocchiri_mogura)