陸ではおとなしそうに見えるけど……?難読漢字「海豹」はなんて読む?

陸ではおとなしそうに見えるけど……?難読漢字「海豹」はなんて読む?

2025/02/15

日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの主婦でライター。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です...

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知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ

陸ではおとなしそうに見えるけど……?難読漢字「海豹」はなんて読む?

こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

今回の漢字は「海」と「豹」で「海豹」。

「海」がつくことから、海にいるものだとわかりますね。

「豹」の字は、単体で読める人もいれば読めない人もいるのではないかと思います。こちらの字の読みがわかれば、かなりの手がかりになるはずですよ。

さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。














正解は……

陸ではおとなしそうに見えるけど……?難読漢字「海豹」はなんて読む?

正解は「あざらし」でした!

水族館で見るといつものんびり寝転がっているイメージのアザラシ。丸みのあるフォルムからは虫も殺さないような草食系の風情がただよいます。

ところがアザラシはライオンやオオカミなどと同じグループである食肉目に属する動物。

海草を食べるジュゴンやマナティなどの海牛目と見た目が似ていますが、食べものが違います。アザラシは魚や貝や甲殻類を食べるので、肉食なんですね。

「海豹」の「豹」の字は単独で「ヒョウ」と読みます。あの美しい斑点を持つネコ科動物のヒョウです。

アザラシの体にも斑点があるということで、「海豹」の字を使うようになったと考えられています。とはいっても、斑点のない種類がいるのですが……。アザラシにはいろいろな種類がいて、大きさも模様もさまざまなのですよ。

陸や流氷の上にいるときのアザラシは、はい回るように動くのでおとなしいイメージを持たれがちですが、海の中では違います。

モーターでもついているかと思うほどのすばやい動きで、魚などをつかまえて食べます。「海豹」だけに豹変する、というわけですね。

というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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