日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「玉」と「蜀」と「黍」で「玉蜀黍」。漢字3文字のうち、「玉」以外の2つの漢字が単独でも読みづらいですね。かなり難易度高めの予感がするのではないでしょうか。
この場合、「玉」からイメージを広げていくしかなさそうですね。手がかりがこれだけだと限界があるので、もう1つだけヒントを。誰もが名前を知っている野菜ですよ。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「とうもろこし」でした!
イネ科の一年生植物であるとうもろこし。日本では野菜のイメージが強く、サラダやバーベキューによく登場します。ゆでたものをかぶりつきながら食べるのもおいしいですよね。
主食としている国もあり、世界三大穀物の1つでもあります。メキシコのトルティーヤなどのように、粉にしてから加工することも多いですよ。
「玉蜀黍」の漢字は、とうもろこしが舶来の植物だったことに由来します。アメリカ大陸からヨーロッパにわたったあと、ポルトガル人が日本に持ちこんだそうです。
「もろこし」という植物がすでにあり、これに似ていたことから「とうもろこし」という名前に。「もろこし」の部分に「蜀黍」の字があてられました。「蜀」は単独で「しょく」と読む中国の一部の国の名前、「黍」は1文字で「きび」と読みます。
「とう」には最初、舶来のものによくつけられる「唐」の字があてられたそうです。この字も中国の古い国名で、国の名前が2つ並ぶのはやや不自然。そういったこともあり、とうもろこしの粒が玉のように美しいということから「玉」の字が使われるようになったとのことです。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。