日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる⁉難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
左側が「牙」、右側が「鳥」で「鴉」。いったい、なんと読むのでしょうか。
まずは右側の「鳥」に注目してみましょう。この部分がそのまま「とり」という意味をあらわしています。ということは、鳥に関する言葉や鳥の名前だろうと想像がつきますよね。
では左側の「牙」はどうでしょうか?よく考えてみてくださいね。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「カラス」でした!
カアカアと大きな声で鳴くカラス。スズメ目カラス科に分類され、鳥類トップクラスの知能を持つ雑食性の鳥です。知能の高さゆえに、道具を使ったり人間の生活圏にあるものを利用したりします。ときどき人間にとって迷惑な行動をしてしまうことがあり、「やっかいもの」という印象が強くなっています。
1年中日本にいるカラスには、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がいます。ハシブトガラスはくちばしが太く、ひたいが出っぱっています。都会でよく見るのはハシブトガラスです。
ハシボソガラスはくちばしが細くひたいがなだらかで、農耕地に多く住んでいます。ハシブトガラスがはねるように歩くのに対し、ハシボソガラスは足を交互に出して歩くので、歩きかたで見わけることもできます。
「鴉」は形声文字で、「牙」は鳴き声をあらわしています。この部分はもともと「ガ」と呼んでいましたが、音が転じたため「鴉」の音読みは「ア」です。「牙」がカラスの鳴き声をあらわしていると言われています。
「カラス」には「烏」という漢字もあり、こちらは象形文字です。「鳥」から一画抜いた形なのは、「全身が真っ黒で目がどこにあるかわからないため、目にあたる部分を省いた」ということなのだそうです。確かにカラスの目は、羽の色にまぎれてわかりにくいですよね。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフィフの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。