日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「樹」と「懶」で「樹懶」。画数が多いので、やや見にくいかもしれません。
「樹」という字はわかりますが、「懶」は難しいですね。「りっしんべん」に「頼」の旧字です。とりあえず何だかわからない「懶」の字はおいといて、「樹」から考えてみるとよさそうですよ。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「なまけもの」でした!
ナマケモノはアメリカ大陸に生息する有毛目(ゆうもうもく)の動物です。
ずっと木にぶら下がっているイメージのナマケモノ。「樹」の字はたしかに関係ありますが、「懶」の字のほうがよくわかりませんよね。
懶という字は「懶る」と書いて「おこたる」、「懶い」と書いて「ものうい」と読める漢字です。「めんどうくさがる」「なまける」といった意味があります。「木にぶら下がっているものぐさな生きもの」くらいのイメージなのでしょうね。
実際、ナマケモノは動きが少なく、基本的にはずっと木にぶら下がってすごしています。1週間に1度くらい、排せつのために地上におりるのだそうです。筋肉が発達していないため走ることはできず、ズルズルと体を引きずるようにして動きます。
いつも眠っているように見えるナマケモノ。目の横に太いラインが入っていて目を開けていても目立たず、起きているのか確認しにくいですね。ナマケモノの睡眠時間は最長で20時間ほど。代謝が遅いためエネルギーを節約しているのだとされています。
動きが遅いため体に藻がはえてしまい、それが木の中で保護色となって外敵におそわれにくくなるという側面もあるのですよ。ただなまけているわけではないのですね。
というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。