ネーミングからして謎すぎる!?難読漢字「金鍔」はなんて読む?

ネーミングからして謎すぎる!?難読漢字「金鍔」はなんて読む?

2025/04/01

日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの主婦でライター。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です...

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知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ

ネーミングからして謎すぎる!?難読漢字「金鍔」はなんて読む?

こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

「金」と「鍔」という字で「金鍔」。かなり字が難しく想像つきにくいですね。「金」という字は誰でも読み書きできる字ですけれど、「鍔」という字は見たこともないという人が多いかもしれません。

今回は、「金」という字が普通に読めるのでそこから考えるといいと思います。「金」で始まりそうなものをいろいろと思い浮かべてくださいね。

さて、なんと読むかわかりましたか?

正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。















正解は……

ネーミングからして謎すぎる!?難読漢字「金鍔」はなんて読む?

正解は「きんつば」でした!

伝統的な和菓子として人気のある「きんつば」。現在では、つぶあんと寒天を混ぜたものをかためて、四角く切り分けてから全ての面に薄く水で溶いた小麦粉の生地をつけて焼いたものが主流です。

それがどうして「きんつば」という名前になったのか、冷静に考えてみるとよくわかりませんよね。「鍔(つば)」というのは刀のつばのこと。持ち手と刀身の境目につけられる金具です。いろいろな形が存在しますが、基本的にはひらたくて丸みのある形をしています。

もともと「きんつば」は、四角ではなく丸い形でした。あんこを米粉の薄い生地で包んで丸め、全面を焼いた京都発祥のお菓子だったそうです。しかも名前は「ぎんつば」。

それが江戸にわたって普及すると、縁起をかつぐなどの意味で「きんつば」の名前にかわり、いつしか形も四角が主流に。大きく変わってしまったのです。

四角になった理由はいくつか考えられていますが、最も納得いく理由は「短時間で量産するため」。四角の型に入れられた材料を包丁で切る方法は、1つ1つ手で丸めるより簡単です。側面に生地をつけて焼くときにも安定します。

なんとなく見慣れていたあの形は、考えてみればとても合理的なんですね。

というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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