日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「満」と「天」と「星」で「満天星」。すなおにそのまま読むと「まんてんぼし」ですね。これだと難読漢字でもなんでもありません。
もちろん、まったく別の読み方があるのです。それぞれの漢字の読みにはあまりこだわらず、言葉全体のイメージから考えてみるといいですよ。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は…
正解は「どうだんつつじ」でした!
可憐な白い花を咲かせ、庭木などとして人気のあるドウダンツツジ。ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木です。春に、白い小さなつぼのような形の花をたくさん咲かせます。秋には真っ赤に紅葉する姿も美しく、枝だけで飾られることもあります。
「満天星」の字は、中国で使われていた表記をそのまま当てて使っているもの。いっせいに白く開く花の様子が星に似ていると思われたようですね。
ドウダンツツジの「ドウダン」は「灯台・燈台(とうだい)」がなまったものだという説が有力です。枝が3つにわかれる様子が結び灯台(皿を支える部分が三脚のようになっている灯台)に似ているからだそう。
そのため「燈台躑躅」と書くこともあります。また「満天星躑躅」の表記も存在します。「躑躅」が「つつじ」と読むのだと知っていないと絶対に読めませんね。画数が多すぎて、難読漢字のなかでも難易度が高めです。
ちなみに「躑躅」は音読みで「テキチャク」。「足踏み」という意味があります。植物なのに「あしへん」がつくのは、これを食べた羊が足踏みして死んでしまうという言い伝えがあったからなのだそうです。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。