日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「たけかんむり」に「爪」と書いて「笊」。なんと読むか想像がつきますか?
「たけかんむり」がついていることから、竹でできた何かであることまでは思いつきそうですね。もしかしたら、下半分が末広がりとなっている形から、ほうきのようなものを思い浮かべるかもしれません。
「ほうき」は「箒」と書きます。同じ「たけかんむり」の漢字なので惜しいですね。「笊」は、どちらかというと掃除より料理に使うことが多いものですよ。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「ざる」でした!
「笊」は音読みで「ソウ」。下半分の「爪」の部分は、この読みをあらわすためについています。
ざるは古くからある竹製品。細くさいた竹を編んでつくられます。現在では、金属製のものやプラスチック製のものも多く見かけますね。
使いかたはいくつかあり、洗った米や野菜などの水切り、ゆでた麺の湯切り、そばなどの盛りつけのほか、梅干しなどの食材を干すのにも使われます。網目から水分を逃がしつつ、食材をひとつの場所にまとめておくことができる道具なのです。
何かと便利な「ざる」ですが、網目のすき間から水や粉末が落ちていくことをネガティブにとらえて、「もれが多い」といった意味にもこの言葉が使われます。「笊法(ざるほう)」というと抜け道が多い法律のことをさします。
「ざる」に入れておくものは、しっかり選ばないといけないというわけですね。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。