やましたひでこさんに聞いた!人生が変わる「断捨離(R)思考」って?

2018/06/03

「断捨離(R)」という言葉が誕生して早8年。モノを捨てること=断捨離というのは、世の中に定着しつつありますよね。でも言葉は知っていても実際に「断捨離」ができていない…という人も多いのでは?

そこで、『サンキュ!』編集部では、「断捨離」の生みの親・やましたひでこさんに、断捨離ライフを成功させるための考え方について聞いてみました。

そもそも断捨離とは……?

断=入ってくるいらないモノを断つこと
捨=家にはびこるガラクタを捨てること
離=「断」と「捨」を繰り返し、モノの執着から離れること。

断捨離に成功した人たちは、みんな、口をそろえてこう言います。「暮らしも心も軽くなった」「時間と気持ちに余裕が生まれた」と。断捨離して家の中がスッキリしたり、片づけやすくなるのは、まだまだほんの入り口。その先には、考え方が変わり、暮らしが変わり、ついには人生までが変わってしまうような未来が待っているのです。

「断捨離思考」って何?

断捨離とは、ただモノを捨てることではありません。そこで、断捨離ライフの成功に欠かせない、奥深い考え方をご紹介します。

■「モノに奪われた空間を取り戻す」ことが断捨離

私たちは、モノがあふれると不快に感じます。空間がモノに占領されていると、私たちは窮屈に感じ、動きづらくなります。断捨離をすることは、空間のゆとりを取り戻すこと。開放的な空間は、片づけや家事はもちろん、身も心もラクにしてくれます。

■「今」の「私」にとって必要かどうかを大切にする

「モノを捨てるのはもったいない」はモノを主役とした考え方。でも、あなたの人生、主役は自分です。大事なのは「今」の「私」にとって必要なのかどうか。今の自分に不要なモノは手放し、必要なモノだけで生きることこそが断捨離なのです

■「モノを減らして得られる心地よさ」を感じる

断捨離は時間がなくてもできます。1日1つ、5分だけでもいいんです。不要品を1つ捨てる、引き出し1段分を片づけるのもりっぱな断捨離。大切なのは、モノを減らして得られる心地よさを実感すること。味わうたびに、断捨離に前向きに変わっていきます。

■いつか「片づけ」すら、不要になる

片づけとは、よけいな物や使っていないものをしまう行為。不要なモノを捨てる断捨離を続けていると、家の中に持ち込む物も自然と厳選するようになります。気がつけば、部屋にはよけいな物がなくなり、片づけすらする必要がなくなるのです。

■「今」を大切にすれば人生が豊かに変わる

断捨離は、「今」を大切に豊かに暮らす作業。「今」を基準にしてモノを取捨選択することで、自分自身や人間関係にも変化が生まれます。過去を手放して今必要な旬のものだけ取り入れることで、人生がどんどん〝新陳代謝〞されて、新しい人生が始まるのです。

これらの考えを取り入れることで、人生との向き合い方が少し変わるかも!?一時的なものではなく、日々念頭に置いて実践してみてはいかがでしょうか。

教えてくれた人…やましたひでこさん(ラクターコンサルタント)
住まいと心のガラクタ(ラクター)のコンサルタントとして活躍。セミナー、雑誌、テレビなど幅広い分野で活動。『断捨離』をはじめとする著書は海外でも出版され累計400万部に。

参照:『サンキュ!』6月号別冊付録「今、気になる収納と片づけのすべて」より一部抜粋。掲載している情報は18年4月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/村越克子

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